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商品説明
1965年夏、ニューポートで起こった、ボブ・ディランの転向事件。アメリカの「あの時代」に多面的にアプローチし、なぜディランの演奏が「事件」として語り継がれることになったのかを明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
太田 睦
- 略歴
- 〈太田睦〉1958年大阪府生まれ。京都大学工学部修士課程修了。電機メーカーの研究所で主として画像信号処理技術の研究開発に従事。著書に「男も育児休職」「オレだって育てる子どもをつくろう」など。
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書店員レビュー
65年ニューポート...
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店さん
65年ニューポートフェスティバルにおけるボブ・ディランのプラグ・インについては多くが語られてきた。本書はフォーク愛好者に「転向」「商業主義への堕落」と評された事件をあくまで当時の状況を客観的に分析したものである。
ニューポートフェスやその後のツアーでのブーイングなどはスコセッシの「ノー・ディレクション・ホーム」などを見るといいが、本書で興味深いのは最終章の「誰が何を歌うのか」「誰が聴くのか」あたりである。良心的な聴衆はあくまで古いアメリカを愛する白人たちで、公民権運動と不可分でないということだ。社会問題を歌うフォークは実は極めて狭量な人々に支持されていたのだ。
昨今の「がんばろう」や原発・放射能騒ぎも結構だが、世界の同様に深刻な自然災害への真摯な態度や関心を我々はすでに持っていたか。戦争を人ごととしている我々はただ被害者然としていていいのか。アルバートホールで観客の「ユダ」呼ばわりに「You are Lier.I dont Believe You」と吐き捨てたボブの叫びが痛い。 MJ梅田店 黒書店員 D