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商品説明
明治44年正月、幸徳秋水、大石誠之助ら12人が死刑となった「大逆事件」。国家権力による冤罪事件という評価が定着しているが、どういう冤罪なのか。佐藤春夫、与謝野鉄幹、山県有朋らを軸にして、事件の再構成を試みる。【「TRC MARC」の商品解説】
「大逆事件」でいいのか 明治44(1911)年に幸徳秋水・大石誠之助らは「大逆事件」の名の下に死刑を執行される。著者は、佐藤春夫・与謝野鉄幹・山県有朋らを軸にして、「事件」の再構成を試みる!
「大逆」が官製造語であるという指摘の最初は、宮武外骨が昭和二一年に刊行した『幸徳一派 大逆事件顛末』の自序中であったと思われる。「大逆事件といふ恐ろしいやうな言葉、これは支配階級者及び其支持者、迎合者の側で云つた名目……」と。緒言中で「当初の新聞紙上には「大陰謀事件」とあり、それが間もなく官撰の大逆事件という語に変じた」と。この指摘は事件の本質を突く最重要な提起であったとわたしは思っている。(本書「第二章第一節」より)【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一章 『田園の憂鬱』への道程
- 第一節 「誠之助の死」と「愚者の死」
- 第二節 コスモポリタン、誠之助
- 第三節 影を落とす皇帝処刑とR・N
- 第四節 白菊女史と麹町……X伯爵邸
- 第五節 「反戦詩人」になった晶子
- 第六節 薔薇の詩人と春夫の反戦小説
- 第七節 誠之助妻子と沖野岩三郎
著者紹介
木村勲
- 略歴
- 〈木村勲〉1943年生まれ。静岡県出身。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。近代文芸研究者。著書に「鉄幹と文壇照魔鏡事件」「『坂の上の雲』の幻影」「日本海海戦とメディア」など。
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