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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2018/05/15
- 出版社: 尚学社
- サイズ:22cm/388p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-86031-151-3
- 国内送料無料
紙の本
通信の自由と通信の秘密 ネットワーク社会における再構成
著者 海野 敦史 (著)
これまであまり議論されてこなかった通信の秘密及びその前提となる通信の自由をめぐる各論的な諸問題について、比較法的視点も交えながら、解釈論的に考察。問題の所在とその解明に向...
通信の自由と通信の秘密 ネットワーク社会における再構成
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商品説明
これまであまり議論されてこなかった通信の秘密及びその前提となる通信の自由をめぐる各論的な諸問題について、比較法的視点も交えながら、解釈論的に考察。問題の所在とその解明に向けた道筋を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
通信の秘密及びその前提となる通信の自由をめぐる現代的諸課題について,比較法的視点を交えながら解釈論的・立法論的考察を加える。
憲法21条2項後段に規定される通信の秘密をめぐる解釈論は,郵便や固定電話が通信の主役だったかつての時代に確立されたものが現在においても大筋において踏襲されているが,時代の変化に応じて通信が果たす役割も拡大し,各人における通信との関わりの度合いも変容している。花形的な表現の自由の背後で,通信の秘密は陰をひそめたまま,伝統的な解釈が適切に修正されない状況に取り残されているようにみえる。
本書は,議論の前提として表現の自由をはじめとした各基本権との関係を踏まえた「通信」の概念を明確化しつつ,「コモンキャリア」概念の再構成を行ったのち,送信防止措置,通信記録の保管,位置情報収集,新種の犯罪捜査等先進的論点を検討,さらには,公権力とともに通信の自由・秘密の保護を担う通信管理主体に焦点を当て,その範囲・法的責任について論じる。【商品解説】
目次
- 序章 本書の基本的な問題意識
- 0.1 通信の自由・秘密をめぐる従前の学説の問題点
- 0.2 通信の自由・秘密をめぐる近年の学説とそれに対する疑問
- 0.3 本書の目的及び構成
- 第1章 憲法21条2項後段の規定の趣旨
- 1.1 序説
- 1.2 近年の主な学説の問題点と解釈論的対応
- 1.3 通信の自由
- 1.4 「秘密」の意義
- 1.5 通信管理主体の類型
著者紹介
海野 敦史
- 略歴
- 1971年 東京都生まれ
1994年 東京大学教養学部卒業,郵政省(現総務省)入省
2000年 ケンブリッジ大学大学院修士課程修了(M.Phil.)
2001-2004年 OECD 事務局科学技術産業局情報通信政策アナリスト
2008-2009年 総務省情報通信政策研究所主任研究官。早稲田大学政治経済学術院非常勤講師
2009-2011年 長崎大学経済学部准教授
2012-2013年 総務省総合通信基盤局料金サービス課企画官
2013-2016年 一般財団法人マルチメディア振興センターワシントン事務所長
2016年7月以降 国土交通省道路局路政課道路利用調整室長(現職)
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