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商品説明
第二次世界大戦後、アメリカ・ミシガン大学の研究者とともに岡山の研究者たちが岡山県北部・大地区の村落調査を行ってから70年。同一地域の「定点観測」という貴重な試みから、村の変化、現状、そして課題を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
第二次世界大戦後、アメリカ・ミシガン大学の研究者とともに谷口澄夫岡山大助教授(のちに学長)ら岡山の研究者たちが「総合農山漁村調査」を行い、日本の典型的な山村の姿は『山村の生活』という歴史的名著にまとめられた。
それから70年。岡山県北旧富村(現在は鏡野町)大(おお)地区に、岡山大学の研究者たちが再度入り、前回調査から70年を経た山村の変化を探った。そこで明らかになった村の変化、現状、そして課題とは――。
本書は70年間を隔てた同一地域の「定点観測」という極めて貴重な営為を、新型コロナウイルスの流行という困難を乗り越え行った成果の出版である。
本書は教育・政治・経済・社会・地理・農業・保健・自然環境と様々な専門を持つ研究者たちがそれぞれの視覚から一つの地域を研究する「農山村総合調査」の再来であり、これからの山村がどのように住民の「ウェルビーイング(心身ともに幸福な状態)」を充たしつつ存続していけるかを問う意欲作である。
農山漁村に関心を持つ研究者・実務者・学生にとっては必読の書である。【商品解説】
目次
- 第1章: 総論―大地区の70年概観
- 第2章: 歴史の中で、そして今日において大地区調査の持つ意味
- 第3章: 山村におけるローカルな産業による付加価値創出の可能性
- 第4章: 「村の祭り」の変容
- 第5章: 保健医療の変遷と健康課題
- 第6章: 旧富村並びに大地区における変化と現在
著者紹介
加賀 勝
- 略歴
- 加賀 勝(かが・まさる、第1, 2, 7章)
1958年大阪市生まれ。筑波大学大学院体育研究科修了、博士(医学)。岡山大学学術研究院教育学域教授。専門はスポーツ科学(バイオメカニクス)、中心テーマは運動が身体に及ぼす影響。2010年から2014年まで岡山大学教育学研究科長及び教師教育開発センター長。2018年より岡山大学副学長(社会連携)、2021年から上席副学長(同)。主な著書に『健康科学概論』(朝倉書店)、『おかやまスポーツのあるくらし』(岡山福武書店)など。
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