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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/03/13
- 出版社: 春風社
- サイズ:22cm/334p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-86110-678-1
- 国内送料無料
紙の本
同定の政治、転覆する声 アルゼンチンの「失踪者」と日系人
著者 石田 智恵 (著)
1970年代、アルゼンチン軍事政権が生み出した大量の「失踪者」。その中には日本人移民の子どもたちがいた−。死体なき「強制失踪」と、日常的な人種主義。日系失踪者とその親族た...
同定の政治、転覆する声 アルゼンチンの「失踪者」と日系人
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商品説明
1970年代、アルゼンチン軍事政権が生み出した大量の「失踪者」。その中には日本人移民の子どもたちがいた−。死体なき「強制失踪」と、日常的な人種主義。日系失踪者とその親族たちの闘いを文化人類学的視点から描く。【「TRC MARC」の商品解説】
1970年代、アルゼンチン軍事政権による反政府活動家の弾圧が生み出した大量の「失踪者」。
その中には日本人移民の子どもたちがいた――
死体なき「強制失踪」という国家テロリズムと、日常的な人種主義。両者を転覆しようとする日系失踪者とその親族たちの闘いを、文化人類学的視点から描く【商品解説】
目次
- Ⅰ 「国民再編過程」と「回復」の運動
- 第一章 個人の消去によるナシオンの再編
- 第二章 「記憶」の作業、「回復」の運動
- Ⅱ 国家テロリズムとマイノリティの闘い−日本という出自
- 第三章 ナショナリティの問答と人種主義の実践
- 第四章 日系失踪者の闘い
- 第五章 日系失踪者家族の闘い
著者紹介
石田 智恵
- 略歴
- 石田智恵(いしだ・ちえ)
1985年奈良県生まれ。早稲田大学法学学術院准教授。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。博士(学術)。
著作に『異貌の同時代――人類・学・の外へ』(渡辺公三・冨田敬大との共編著、以文社、2017、担当:第一章「個人の登録・消去・回復――アルゼンチンと同一性の問題」)、「やわらかな人種主義――アルゼンチンにおける「ハポネス」の経験から」(『文化人類学研究』18巻、早稲田文化人類学会、2017)、“Interpelación o autonomía. El caso de la identidad nikkei en la comunidad argentino-japonesa”(Pablo Gaviratiとの共著、Alteridades, 27(53): 59-71, 2017)などがある。
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