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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/09/12
- 出版社: 言叢社
- サイズ:22cm/598p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86209-074-4
- 国内送料無料
紙の本
奇蹟と痙攣 近代フランスの宗教対立と民衆文化
著者 蔵持 不三也 (著)
18世紀、助祭パリスの死を契機にパリを席巻した、痙攣をともなう病からの奇蹟的な快癒。その膨大な報告書と、奇蹟の真偽や信仰集団「痙攣派」を巡る攻防の1次史料を読解し、フラン...
奇蹟と痙攣 近代フランスの宗教対立と民衆文化
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商品説明
18世紀、助祭パリスの死を契機にパリを席巻した、痙攣をともなう病からの奇蹟的な快癒。その膨大な報告書と、奇蹟の真偽や信仰集団「痙攣派」を巡る攻防の1次史料を読解し、フランス近代の民衆的イマジネールの動態を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
1727年5月1日、パリの貧民街にあるサン=メダール教会で、清貧を貫いたジャンセニストの助祭パリスが息を引き取る。以後、その教会墓地でおびただしい奇蹟的快癒が生まれた。教皇権と王権、イエズス会に激しく抗するジャンセニズムを背景とし、民衆的なメシアニズムを表象するように、奇蹟的治癒者は、みずからが証言・署名した奇蹟体験の「記録」を残した。この民衆の、みずからを証し立てる「声」は、やがて、世紀末フランス革命の「声」に重なっていく。
本書は、その膨大な報告書と、奇蹟の真偽や「痙攣派」を巡る攻防の一次史料を詳細に読み解き、フランス近代における「民衆的イマジネール」の動態を描きだした歴史人類学、書きおろし大著。【商品解説】
目次
- 序章 奇跡と痙攣
- 第1章 助祭パリスの生涯
- パリス伝/パリスの出立/聖職者パリス
- 第2章 上訴派パリス
- 教勅「ウニゲニトゥス」の背景/上訴派の登場/ソアナン問題/「ウニゲニトゥス」
- 問題 の 顚末
- 第3章 聖職者通信
- 創刊/《聖職者通信》の資金と編集者たち/フィリップ・ブシェの奇蹟論/《聖職者通
- 信》における助祭パリスとその奇蹟 /廃刊
- 第4章 奇蹟の系譜―ポール=ロワイヤルから
著者紹介
蔵持 不三也
- 略歴
- 〈蔵持不三也〉1946年栃木県生まれ。社会科学高等研究院博士課程修了(民族学専攻)。早稲田大学名誉教授。著書に「ペストの文化誌」「シャルラタン」など。
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