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商品説明
いつも乗っているあの電車の下には、こんなに素敵な世界が広がっていた! かっこよく、ときにかわいい高架下建築の写真集。高架下マップ(路線図)、鑑賞ポイント解説、おすすめ鑑賞コースなども収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大山 顕
- 略歴
- 〈大山顕〉1972年生まれ。『デイリーポータルZ』で連載のほか、さまざまな展覧会やトークショー、ツアーを主催。著書に「工場萌え」「団地の見究」など。
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紙の本
「高架下建築」も世界遺産に
2009/06/02 06:43
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『工場萌え』や『団地の見究』などをリリースしてきた大山氏が、またまた新たな「萌えポイント」をひっさげて帰ってきました。こんかいの主賓は「高架下建築」です。「コウカシタケンチク」と読むようですが、マニアは「コウカカケンチク」という符牒で呼びならわす決まりです(←ウソです。本気にしないでください)。
高架下建築とは、文字どおり高架下に建てられている建築物をさします。高速道路の高架下にも見られますが、本書では主に鉄道の高架下を対象にしているとのことです。
横長の判型が、主賓にふさわしい上席になっていていいですね。おぼろげな記憶ですが、むかし、電車図鑑だったかにこういうのがあったのを思いだしました。
表紙写真ですが、みなさんのご想像どおり裏表紙へと連なっています。でも、それで終わりではありません。ぜひ、手にとってご確認くださいませ。
私のばあい、高架下建築を見たことはありますが、とくに印象に残っていたわけではなく、思い入れがあるわけでもなく、「ガード下の飲み屋で一杯」とも縁がありませんでした。だから、本書をひもとく前は「たいしたことないのでは?」というていどの感じでした。
しかし、冒頭の写真から予想を裏切ってくれます。「お~、日本にもこんな【異界】がまだ残っていたのか」と叫びたくなります(←かなり大げさにいっています。5割引の値札をつけときますね)。大阪の中津エリアで、《ここを訪れることなくして高架下建築を語るなかれ》的な名スポットだそうです。
このあとも「名所」が次々と登場します。ぱっと見、きたなくて美的カケラもなさそうな光景に惹かれてしまうのは、写真の技術力も関係していそうです。
小ぶりな本ですが、なかには見開きいっぱい縁なし写真にしているものもあって、パノラマチックな迫力がありますよ。
アメ横にも高架下建築があったんですね。意識したことはありませんでした。
おや、アメ横商店街の入り口に横断幕がかかっています。そこに書かれているアピールは「国立西洋美術館を世界遺産に!」です。いや~、それもいいですが、「アメ横を世界遺産に!」はどうでしょうか。残したい高架下建築というのも推薦理由に添えてです。商店主のみなさんにとっては、ありがた迷惑かもしれませんが(汗)。
さて、高架下建築の魅力とはなんでしょうか。
著者のいう「二次元萌え」とか、窮屈さのなかのさりげないor突っ張った自己主張とか、商業地区における「アジア的猥雑さのダイナミズム」とか、いろいろあるかと思います。でも、魅せられてしまえば、理由なんかあとからなんとでもつけられることです。まずは、楽しむのが吉でしょうね(まあ、理由を考えるのも楽しいことではあるんですが)。
では、高架下建築のメリットとはなんでしょうか。
模範的回答は、「都会の狭い空間を有効利用している」となりましょう。私が思うには、「頑丈で巨大な「筐体」に守られている安心感」としたいです。なんせ、そこそこの大きさの隕石がきたってびくともしませんからね。
えっ、「斜めから降ってきたらどうするんだ」って!? ハハハ(冷や汗)。あ、そうだ、所用があったのをを思いだしました。これにて、失礼いたします。
おあとをよろしゅう・・・。
紙の本
高架下の魅力
2016/11/27 11:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラー写真で高架下の建築に注目している。住まいや店舗の店の写真に少しコメントが書かれていて、写真を見る際の参考になる。最後の「しおり」の部分の解説も面白い。