「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
ビザンツ世界論 ビザンツの千年
ミュンヒェン大学のビザンツ学正教授を務めた著者が、ビザンツ世界を様々な角度から検討してそれについて思索をめぐらし、学殖に裏打ちされた重厚な筆致で綴る。【「TRC MARC...
ビザンツ世界論 ビザンツの千年
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ミュンヒェン大学のビザンツ学正教授を務めた著者が、ビザンツ世界を様々な角度から検討してそれについて思索をめぐらし、学殖に裏打ちされた重厚な筆致で綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は1000年にわたるビザンツ世界の歴史や文化を系統だって紹介するものではない。むしろ碩学H.-G.ベック(1910-1999)が若い人たちに行なった長年の演習や講義を要約するようにしてまとめたものである。ビザンツの文化や歴史についての通説とは違った踏み込んだ考察は,著者による独自のビザンツ文化論や社会論を彷彿とさせる。
ビザンツについては,宮廷や典礼の豪華で色彩豊かな儀式や,政治的「形而上学」さらには「いつも遁世や来世を考えている」といったイメージがもたれがちだが,著者は日常のビザンツ人の視点や生活感情を重視し,彼らが都会の流儀,機智,文学的遊びを愛していたこと,複雑な国際関係など,多様な現象を紹介する。
ヘレニズムの遺産はいかに継承されたかにはじまり,国制機構,政治的オルトドクシー,文学,神学,修道制,社会論,信仰,歴史に至るまで,多岐にわたる問題群が深い学殖に裏打ちされた重厚な筆致で描かれ,読者は再読,三読を通して新たな鉱脈や意味を発見するに違いない。巻末には本書に有用な古典のテキストの抄訳と,必要な情報を盛り込んだ索引や用語一覧,文献案内が付され,訳者が入れた小見出しともども読者にとって理解の手引きとなろう。【商品解説】
目次
- 凡例/序言/第二版への序言
- 第一章 イントロダクション
- 一 ヘレニズムの遺産
- 「前史」「先史」がないビザンツ/デカダンスとしてのビザンツ/ビザンツに先行するものとしてのヘレニズム/ヘレニズム時代との相違/ビザンツとソフィスト/ビザンツにおける古典主義/ヘレニズムとローマの政治の関係/ローマ(ビザンツ)帝国とキリスト教/テミスティオスとリバニオス/テミスティオスに見る,ヘレニズムとローマの政治の関係/ビザンツ帝国における教会の意義/コンスタンティノープルという所
- 二 ビザンツ史の諸画期
- 初期ビザンツ/中期ビザンツ/後期ビザンツ
- 第二章 国家と国制
- 本章で問題にする「国制」とは
- 一 ローマというモデル
著者紹介
H.‐G.ベック
- 略歴
- 〈H.‐G.ベック〉1910〜99年。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む