千夜一夜のおもてなし ダリアのペルシャ料理 １

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投稿者：こゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前書きによると、日本人がペルシャ料理を食べると｢おいしい｣と思うのに結構時間がかかるらしい。といっても十年食べ続けるとかではなく、コース料理が進むうちに美味しさが分かってくる感じ。
この本では日本でも手に入る食材でできるレシピだそうで、ただ、組合せが日本には馴染みがないものとのこと。

おそるおそる読んでみたけれど、なるほど、系統としては同じイスラム圏のトルコ料理に似ている。トルコ料理は世界三大料理で美味しいことで有名。トルコ料理のケバブ（串焼き）がキャバブで、ドルマ（詰め物）がドルメ。ピラフとか豆のスープとか。ズッキーニにトマト、ヨーグルト。これはいけそう。作る前から美味しい予感がする。
意外に米料理が多くて、日本人に配慮して下さっているのかな。米料理とスープとケバブでお腹いっぱいになりそう。

レシピの前には料理の説明がついていて、これがとても面白い！シャーナーメ、アケメネス朝ペルシャ、などロマンあふれる名詞が登場して、歴史ロマンの世界に浸ってしまう。
ペルシャ独特の大げさ、いや優雅な言い回しにはウットリ。（本当に千一夜物語口調なのがスゴイ。あれは古語文語じゃなかったのか）

料理写真にはさりげなくペルシャのクロスが登場しているのがまた素敵なのだけれど、本文中でも指摘されているとおり、日本では正倉院の時代から尊ばれている唐草模様や鳥模様だったりして、異国的なんだけどなじみ深くて、不思議。両国とも千年以上前のデザインをまだ使っているのか(笑)！ペルシャと日本との深く長い繋がりを思わせる。
料理解説には美容の秘訣も書かれているのがまた｢千一夜物語｣風味。美味しく健康で美容に良いとはなんと素晴らしいペルシャ料理だろうか！

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投稿者：pope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタばれあり。
ペルシャ料理のレシピ本です。
あーやっぱりここもヨーグルト使うんだなー。
夏によさそう。
スパイスやハーブが好きな人にはおすすめです。