もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら

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＜目次＞
はじめに　machiminの概要～町が1つの企業だとしたら?
第１章　　流山市に移住。machiminをはじめるまで
第２章　　machiminという”場”はどのように育ったか
第３章　　machiminにはなぜ人が集まるのか
第４章　　machiminをアップサイクルさせる仕掛けをつくる
第５章　　machiminが多拠点に進化・発展する
第６章　　流山市長（本物）×「株式会社流山市」の人事部長（自称）

＜内容＞
おそらくさまざまな町おこしが全国でおこなわれているだろう。行政主体だったり、従来からその街に住む人だったり。この本はそのどちらでもない。新しく流山市に住んだ女性が、自分がコミュニティを作りたい。それを一過性のものにしたくない。最初は自分が始めるが、あとは「人事部長」の立場で人を育て、その人たちに運営を任せたい。こんなコンセプトではじめた事業のお話。リクルートで人材開発をしていた著者が、結婚・出産で流山に引っ越し、持ち前のヴァイタリティ（第１章の大学時代のエピソードを読むだけで、その様はよくわかる）と行動力で、けっこう他人になかにずかずかと入りながら（なので、離れていった人が少なくないことも書かれている。最後の頃にその理由に気づいたみたい）、その組織（machimin。㈱WaⅭreationという組織になっている）を作った話。NPOではないというところもミソで、ここがこの組織の上手くいっているところかもしれないヴァイタリティは人も呼ぶんだと思った。

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二児の母
リクルート育休中
千葉県流山市の地域活性化に本気で取組む
会社を辞め、地域活性化の株式会社を立ち上げる

地域の人財をお金ではなく、やりがいを対価として地域活性化のプロジェクトを回す

行動力と巻き込み力に脱帽

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流山に住んで3年。各地で地域づくりに関わる人たちと仕事もしていて流山も面白いところだとは知っていたけど、でもここまでとは知らなかった。むしろそれなりに興味を持っていたはずの自分ですら知らなかったということがわりとショック。本書のメインの舞台のエリアからは少し離れているというのもあるんだろうけども。流入の多い市で全体が楽しくなるのってなかなか難しいけど、コロナで地域で過ごす時間増えてる人が多い今はチャンスなんだろうし、自分も何かやりたいと改めて思えた。

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流山市に引越してきてマンションの共用部に置いてあり手を取った。

最近やっぱり大事だと認識している、その人がやりたいこと・好きなことベースで始めているのが伝わってきてよかった。

それだけなら他の本にもあるのだが、リクルートで働いてきた経験からの視点が入っている感じがするのがこの本の面白いところでもある。
が、一読でずっと入るほどわかりやすい表現という訳でもない。コミュニティとか、人との関わりとか、もっと経験してからまた読むと違う発見がありそう。

コロナ禍以降の男性のコミュニティへの関わりについても言及があり、学びが多かった。