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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/12/10
- 出版社: シマノ
- サイズ:29cm/74p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86324-166-4
読割 50
紙の本
Fishing Café VOL.70(2022WINTER)
著者 シマノ (著)
魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」 「日本の博物学が世界に誇る最大の遺産は、美しい彩色が施された魚類図譜です。質と量ともに江戸から明治、大正にかけて、日本ほど魚...
Fishing Café VOL.70(2022WINTER)
Fishing Cafe VOL.70 特集:魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」
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商品説明
魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」
「日本の博物学が世界に誇る最大の遺産は、美しい彩色が施された魚類図譜です。質と量ともに江戸から明治、大正にかけて、日本ほど魚類図譜の成果を上げた地域は、ほかに見あたりません。」作家、博物学研究者の荒俣宏さんは、そう称賛の声を上げる。世界最古の魚類彩色図譜といわれる『モルッカ諸島魚類彩色図譜』(1718~1719年)に描かれた魚の数は約400点。以後、20世紀初頭までヨーロッパを中心に大作の魚類図譜が次々と出版された。そして、高松藩5代藩主・松頼頼恭の命に奉じて制作された、日本で初期の彩色魚譜「衆鱗図」(1760年前後)は、 立体的な折立形式の全四帖に723点の海の生き物が描かれ、名だたる世界の魚類図譜をしのぐ規模と完成度を誇る。しかし、残念なことに、日本の博物魚譜は筆写本にとどまり、欧米のように石版を起こしての印刷に至らなかったことで、このような素晴らしい魚譜の存在が世界に周知されなかった。「日本の魚類図譜は、生き生きと描かれています。刺身を食べている民族ですからね。描いた絵がおいしそうに見えないとだめなのです」荒俣さんが語るように、日本の魚類図譜に宿る生命感を見つめると釣り人ならなおさらのこと、これまでとは一味も二味も違う新しい見識が芽生えるかもしれない。【商品解説】
目次
- 3 ◎巻頭インタビュー TAKAHIRO ―晴れのち快晴、本日是 釣り日和―
- 13 ◎特集:魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」
- 15 ◎荒俣宏の魚譜曼荼羅へ、ようこそ!
- 23 ◎松平頼恭の命により生み出された「衆鱗図」の驚異
- 27 ◎Column 『衆鱗図』芸術的価値の源泉
- 29 ◎近代の傑作魚類図譜『日本水産魚譜』
- 33 ◎堀田龍之助の水族図譜と博物コレクション
- 37 ◎江戸後期・末期に生まれた傑作魚類図譜
- 41 ◎美しく珍しい、我らの海の彩色図譜
著者紹介
シマノ
- 略歴
- 大阪府堺市堺区に本社を置く、自転車部品と釣具の製造を主要な事業とするアウトドアスポーツメーカー。『フィッシング・カフェ』は、釣りを愛するすべての人に、これから釣りを始めてみようという人たちも、気ままに集ってお茶でも飲みながら釣りについて語り合う「カフェ」そんな思いを込めました。雑誌『フィッシング・カフェ』を中心に、釣りビジョン(BS・CSTV)でも「フィッシング・カフェ」を放送。そしてホームページを通じても、釣りをめぐるさまざまな話題や情報などを発信し、釣り仲間の意見交換や交流を深めつつ、楽しい釣り文化を創造していきたいと考えています。
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