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商品説明
【日本歌人クラブ賞(第48回)】年上の女子と楽しげに下校して「じや」と別れたる息子を見たり 生きのびる自由を捨てて餓死刑を選びしコルベ神父の自由 2018年春から2020年秋までに発表した作品から480首を選んでまとめた第7歌集。【「TRC MARC」の商品解説】
海暗くあるのみ白き灯台は光の問ひを投げつづけをり
東日本大震災からまもなく10年。宮崎で暮らしながら、他の人々のために、自分自身からも自由であることを模索しようする本歌集は、読む人に「自由とはなにか」を問い続けます。
【自選6首】
海暗くあるのみ白き灯台は光の問ひを投げつづけをり
ジャカランダの落ちたる花も木に残る花もむらさきにけぶるあしたは
見せることあらねど見せしめのごとき死を死ぬのか人は目隠しをされ
川沿ひと信じ歩いてきた朝のここは川ではなくて海峡
晩おそなつ夏の阿修羅像きみは正面をわれは左の顔を見てをり
オーロラを動かすマウスに触れて子はひとり極地に立つごと冷えて【商品解説】
著者紹介
大口 玲子
- 略歴
- 〈大口玲子〉1969年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学専修卒業。歌誌『心の花』所属。「ナショナリズムの夕立」で第44回角川短歌賞受賞。著書に「桜の木にのぼる人」など。
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