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商品説明
【現代歌人協会賞(第42回)】橋として身をなげだしているものへ秋分の日の雲の影過ぐ ささやきのごとくに若葉揺れあいて樹々の秘密はあかるかりけり ほんとうは迷えもしない人生をひととき巨大迷路に遊ぶ 素朴に虔ましく天真爛漫な作品をまとめた歌集。〔本阿弥書店 1997年刊の新装版〕【「TRC MARC」の商品解説】
【収録歌より】
橋として身をなげだしているものへ秋分の日の雲の影過ぐ
つくづくとメタフィジカルな寒卵閻浮提(えんぶだい)容れ卓上に澄む
キャベツのなかはどこへ行きてもキャベツにて人生のようにくらくらとする
背を丸め茂吉いずこを行くならん乳房(にゅうぼう)雲(うん)はくろぐろとくる
赤ん坊花びらのような声を呑みはじめての重き月を見にけり
樹は内に一千年後の樹を感じくすぐったくてならない春ぞ【商品解説】
著者紹介
渡辺 松男
- 略歴
- 〈渡辺松男〉1955年群馬県生まれ。東京大学文学部卒。現代歌人協会賞、ながらみ現代短歌賞などを受賞。「歌林の会」会員。著書に「歩く仏像」「隕石」など。
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