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商品説明
「国語」の教育をめぐって、大きな改革の嵐が吹いている。高校・大学・予備校の現役教師たちが、改革にどのような問題点があるのか、またどこに本来の改革の可能性があるのかを論じる。「国語改革」問題・関連年表付き。【「TRC MARC」の商品解説】
「戦後最大の改革」は、このままでは必ず失敗する。
この国のあらゆる教育と文化の要となる「国語」に今、何が起ころうとしているのか。
「論理国語」と「文学国語」とは?
「センター試験」(2020年廃止)後の「新共通テスト」(2021年開始)とは?
大きな議論を巻き起こした紅野謙介『国語教育の危機』から一年……高校・大学・予備校の現役教師12名が問題点と具体策を総合的に論じる。
これからの国語・日本語にたずさわるすべての人のための一冊、緊急刊行!
(「国語改革」問題・関連年表付き)【商品解説】
目次
- はじめに
- 1 現状を分析する
- いま「国語」の教育で何が起きているのか(紅野謙介・日本大学)
- 「新しい国語科」は何が問題なのか?――新学習指導要領のイデオロギー(五味渕典嗣・早稲田大学教育・総合科学学術院)
- 「高ため」のプリンシプルから――「非文学」に抗して(清水良典・愛知淑徳大学)
- [コラム]学校を取り巻く環境の変化
- 2 新共通テストにおける「国語」をどう見るか
- 大学入学共通テストにおける「国語」をどう見るか――記述式問題を中心に(駒形一路・静岡県立掛川西高校)
収録作品一覧
いま「国語」の教育で何が起きているのか | 紅野謙介 著 | 14−29 |
---|---|---|
「新しい国語科」は何が問題なのか? | 五味渕典嗣 著 | 30−44 |
「高ため」のプリンシプルから | 清水良典 著 | 45−58 |
著者紹介
紅野 謙介
- 略歴
- 1956年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。麻布高等学校教諭を経て、現在、日本大学文理学部教授・学部長。専攻は日本近代文学。著書に『国語教育の危機』(ちくま新書)、『検閲と文学』(河出ブックス)、『物語岩波百年史1 「教養」の誕生』(岩波書店)他。筑摩書房高等学校用国語教科書編集委員。
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