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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/04/15
- 出版社: 梓書院
- サイズ:19cm/191p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87035-663-4
紙の本
民話いっちょ、食べてみらんの 筑後川流域の民話
著者 川野 栄美子 (著)
福岡県筑後川流域(筑後地方)に伝わる民話のなかから、「食」と関りのある民話を集めた一冊。「天熊宇志」「貧乏人の知恵」「とうふばあさんと、こんにゃくばあさん」など全23話を...
民話いっちょ、食べてみらんの 筑後川流域の民話
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商品説明
福岡県筑後川流域(筑後地方)に伝わる民話のなかから、「食」と関りのある民話を集めた一冊。「天熊宇志」「貧乏人の知恵」「とうふばあさんと、こんにゃくばあさん」など全23話を収録する。解説、コラムも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
阿蘇山を水源として持ち、九州では最大の河川として知られている「筑後川」。
そんな筑後川流域(筑後地方)に伝わる民話を現代に残すべく、一冊の本に。
その河川の長さから、「河童」に関するお話でも、上流、中流、下流と場所によって語り継がれてきた内容が違う。
また、本書に登場する民話は全部で23 話。鯰、タコ、揚巻貝、胡瓜など、
筑後川に関する「食」を中心に集録し、筑後地方に伝わる方言もふんだんに使用。
その民話が生まれた経緯、現代まで語り継がれてきた理由などの解説付き。
筑後川流域の民話は「身体を育てる『食べ物』」と、「心を育てる『仏教の教え』」のバランスで成り立っており、こうした生きていくうえで欠かせない二つによって民話が生まれ、語り継がれてきた。
【「はじめに」から】
本書では数ある民話のなかから、筑後川流域に伝わる――それも「食」と関わりのある民話を集めました。
「食は幸福の基本」です。
料理を作ることは、食べる人への思いやりや想像力を養います。
そして、食べる人も料理人の想像力に心を動かされ、感謝の気持ちが湧いてきます。
こうして「食」を通してお互いへの思いやりが育まれるのです。
筑後川流域の民話は、縦軸と横軸のバランスのもとで成り立っています。
縦軸には身体を育てる「食べ物」があり、横軸には心を育てる「仏教の教え」があります。
民話はこの二つと深くつながっているのです。
それもそのはずで、食べることは生きることや感動に繋がり、
生きることや感動は幸せに繋がり、幸せを伝えようとして生まれたものが民話なのですから。
本日はおいしい民話をご用意して、あなたをお待ちしておりました。
どうぞごゆっくりお召し上がりくださいませ。【商品解説】
目次
- 五穀米 天熊宇志
- にな貝 玉垂宮とにな貝
- 鯰 百叩きになった鯰
- 斉 魚 斉魚の由来
- 酒 米 酒屋と油屋
- 箸休め・「たどし」
- 蛤 はまぐり姫
- 蟹 猿どんと蟹どん
収録作品一覧
天熊宇志 | 10−14 | |
---|---|---|
玉垂宮とにな貝 | 15−20 | |
百叩きになった鯰 | 21−25 |
著者紹介
川野 栄美子
- 略歴
- 〈川野栄美子〉福岡県生まれ。久留米大学比較文化研究科博士課程修了。大川市議長。著書に「風浪宮と磯良丸」など。
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