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商品説明
政治学を専門とした、元成蹊大学教授・植手通有の著作集。1は、「中江兆民と「三酔人経綸問答」」「蘇峰の平民主義と羯南の国民主義」「日清戦争後における陸羯南」などを収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- Ⅰ 明治草創――啓蒙と士族反乱――
- はじめに
- 第一節 明治の啓蒙思想――福沢諭吉を中心として――
- 第二節 明治政府と開化物
- 第三節 士族民権論と士族反乱――過激政論雑誌を中心として――
- Ⅱ 中江兆民と『三酔人経綸問答』
- はじめに
- 第一節 民権運動最盛期の兆民
- 第二節 三人の登場人物
- 第三節 『経綸問答』の主題
収録作品一覧
明治草創 | 11−79 | |
---|---|---|
中江兆民と『三酔人経綸問答』 | 81−139 | |
蘇峰の平民主義と羯南の国民主義 | 141−197 |
著者紹介
植手 通有
- 略歴
- 植手通有
1931年愛知県生まれ。東京大学文科Ⅰ類卒業。丸山眞男に師事し日本政治思想史を学ぶ。修士論文は「徳富蘇峰論」、博士論文は「陸羯南論」。1971年成蹊大学法学部政治学科教授。1995年成蹊大学を退職。著書に、『日本近代思想の形成』(岩波書店)、『武蔵野市百年史記述編Ⅰ』武蔵野市)。ほかに、「明治啓蒙思想の形成とその脆弱性」(『日本の名著34 西周・加藤弘之』中央公論社)、「対外観の展開」(橋川文三・松本三之助『近代日本思想史大系第3巻近代日本政治思想史』有斐閣)、「解題」(植手通有編『明治文学全集34徳富蘇峰集』筑摩書房)、「平民主義と国民主義」(『岩波講座日本歴史16近代3』岩波書店)、『明治草創=啓蒙と氾濫』(社会評論社)、『日本思想体系55渡辺崋山・高野長英・佐久間象山・横井小楠・橋本左内』『丸山眞男回顧談』(岩波書店)などがある。2011年7月逝去。
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