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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/04/30
- 出版社: 現代人文社
- サイズ:21cm/173p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87798-724-4
紙の本
公文書は誰のものか? 公文書管理について考えるための入門書
モリカケ、イラク日報…。近年、公文書の取扱いが問題となっている。公文書問題を概観し、日本の公文書管理体制を確認。さらに、日常生活と公文書問題の関係性を論じ、現状を打破する...
公文書は誰のものか? 公文書管理について考えるための入門書
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商品説明
モリカケ、イラク日報…。近年、公文書の取扱いが問題となっている。公文書問題を概観し、日本の公文書管理体制を確認。さらに、日常生活と公文書問題の関係性を論じ、現状を打破するために必要な公文書管理体制を検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
公文書の取扱いが問題となっている。隠蔽・改ざん・廃棄・非記録化が頻繁に行われ、政策判断にあたって必要とされる情報の信頼性が確保されていない。この状態が恒常化すれば、民主主義の崩壊につながる。公文書管理のどこが問題なのか、どうすればよいのかを考える。【商品解説】
目次
- 第1部 国家権力による情報独占と公文書をめぐる事件
- 1-1 公権力が情報を独占する社会とは?
- 行政機関が思うままに施策を進めることができる
- 情報コントロールは独裁国家への道
- 1-2 憲法から見る公文書とは?
- はじめに/公務員とは?/なぜ憲法尊重擁護義務があるのか?
- 憲法こそが究極の公文書!?/人権保障と公文書問題/おわりに
- 1-3 日本では公文書をめぐってどのような事件があったのでしょうか?
- 戦後日本で起きた公文書に関わる事件
- 直接的、将来的に人権侵害につながる事例
著者紹介
榎澤 幸広
- 略歴
- 〈榎澤幸広〉1973年生まれ。名古屋学院大学現代社会学部准教授。著書に「離島と法」など。
〈清末愛砂〉1972年生まれ。室蘭工業大学大学院工学研究科准教授。著書に「自民党改憲案にどう向き合うか」など。
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公文書管理の入門書として、法の観点で様々なテーマから
2019/11/03 14:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
公文書管理について、法律の研究者や弁護士などの専門家が、「法」の観点から解説している。
複数著者だが、上記のとおり皆が法律の専門家なので観点が揃っていて読みやすい。
章ごとにまとめが書かれているので、興味のある章だけつまんで読むこともできる。
社会保障、教育、町おこし、公文書館、自治体など、身近なテーマでの公文書管理について語られているので、入門書としてはとても入りやすい。
「入門書」としてはとても分かりやすいが、一方で、上記のとおり「法」の観点が大部分を占めるのが物足りないかもしれない。
デジタルアーカイブだけではなく、電子文書の取扱いや電子決裁加速化など、文書管理システム・電子決裁システムなどITの観点や、文書分類や簿冊管理など実務的な文書管理の観点、公文書を公開することによるデメリットや、セキュリティ、個人情報保護、インテリジェンス等の観点などがあれば面白かったかもしれない。
公文書管理については、様々な問題が噴出し、様々な議論がなされているものの、専門家がほとんどいないという現状がある。
その中で、数少ない公文書管理の入門書として分かりやすく学べる一冊。