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商品説明
小説を映画化する際に、監督は原作者の意図をどのように読み解くのか。原作とその翻案である映画の相関関係を考える論集。映画監督・篠田正浩、脚本家・山田太一のインタビューも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
ハリウッドがもしサリンジャーの短編を芸術的なものに仕上げていたら事態は違っていただろう。ただ単に原作からインスピレーションを得ただけの、安易なシナリオによる小説の映画化は原作者へのある種の冒涜であることは否定できない。そこには原作の精神(スピリット)が残されていなければならない。(本書イントロダクションより)
翻案(アダプテーション)とは何か。
それはひとつの物語からもう一つの物語を作り出すこと。そうしてできあがったものは独立した作品である。
それでは、小説を映画に翻案するというのはどういうことなのか……。
小説を映画化する際に、監督は原作者の意図をどのように読み解き、いかにそぎ落とし、また付け加えるのか。そして映画化の後、原作の読み解きかたはどう変わって行くのか。
本書は原作とその翻案である映画の相関関係を考察することにより、作品世界の新たな魅力と見方が変わる一冊。
篠田正浩、山田太一のインタビュー掲載。【商品解説】
目次
- 1.イントロダクション
- 2.村上春樹『ノルウェイの森』
- ―言葉の感性を映像化する手法 宮脇俊文
- (トラン・アン・ユン監督「ノルウェイの森」)
- 3.カズオ・イシグロ『日の名残り』
- ―諦めの文学をいかに表現したか 挾本佳代
- (ジェームズ・アイヴォリー監督「日の名残り」)
収録作品一覧
村上春樹『ノルウェイの森』 | 宮脇俊文 著 | 17−42 |
---|---|---|
カズオ・イシグロ『日の名残り』 | 挾本佳代 著 | 43−65 |
映画の「動くイメージ」が小説家の意識を変えた | 宮脇俊文 著 | 66−88 |
著者紹介
宮脇 俊文
- 略歴
- 〈宮脇俊文〉1953年神戸生まれ。上智大学大学院修士課程修了。成蹊大学教授(アメリカ文学)。著書に「アメリカの消失」「『グレート・ギャツビー』の世界」など。
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紙の本
表現方法の違いから
2020/10/30 14:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作に忠実に映像化するのか、大胆な解釈を加えるのか難しいところです。活字離れが著しい若い世代を、あえてターゲットにするのも面白いかもしれません。
紙の本
日本からアメリカまで、幅広いアダプテーション。
2017/12/19 13:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鶴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学と映画、最近よく語られるテーマではあるが、多岐にわたるジャンルで
書いているだけあって面白く読めた。