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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/10/10
  • 出版社: 彩流社
  • サイズ:21cm/219,17p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-88202-678-3

紙の本

トニ・モリスン (現代作家ガイド)

著者 木内 徹 (編著),森 あおい (編著)

「アメリカ人、あるいはアメリカ黒人であること」を問い直させるノーベル賞作家、モリスンの世界をインタビュー、書簡インタビュー、Eメール対談、作品解説などから読み解く。【「T...

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トニ・モリスン (現代作家ガイド)

税込 2,420 22pt

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商品説明

「アメリカ人、あるいはアメリカ黒人であること」を問い直させるノーベル賞作家、モリスンの世界をインタビュー、書簡インタビュー、Eメール対談、作品解説などから読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

 白人の視点では語られてこなかった黒人に声を与え、黒人の神話世界を再構築するノーベル賞作家トニ・モリスン。彼女の複雑な作品に仕掛けられた謎を、インタビュー、作家経歴、テーマ探求、全作品解説などから解明する。モリスンが本書に答えた書簡インタビュー、レポート・卒論に役立つビブリオ付き。

 【収録内容】
 ◆Ⅰ.書簡インタビュー 
 ◆Ⅱ.インタビュー「言葉は慎重に、自然に」、「黒人であることの痛み」、「創作の芸術 性」 
 ◆Ⅲ.作家経歴 
 ◆Ⅳ.Eメール対談〜創作態度と黒人性、傑出した女性、ジャズ、ネーミング、神話の再構築、人種、アフリカ観、料理と癒し、黒人の民族移動、黒人の歴史とリメモリーほか 
 ◆Ⅴ.作品解説〜『青い眼がほしい』、『スーラ』、『ソロモンの歌』、『タール・ベイビ ー』、『ビラヴド』、『白さと想像力』、『ジャズ』、『パラダイス』【商品解説】

著者紹介

木内 徹

略歴
〈木内〉1953年東京生まれ。日本大学助教授。アメリカ文学専攻。
〈森〉1958年鹿児島生まれ。広島女学院大学助教授。アメリカ文学専攻。

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紙の本

ノーベル文学賞受賞作家、アメリカ黒人女性、トニ・モリスンの文学を知るための格好な入門書

2000/11/07 00:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:今村楯夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 トニ・モリスンの言葉がある。「私の作品が黒人文化の美的伝統を忠実に反映しているとしたら、それはその芸術形式の特徴を意識的に使い、それを活字にしているからに違いない。つまり、黒人文化の、古代ギリシャの多声音楽の交唱に似た、合唱参加形式とその機能、即興的性質、聴衆との共演である」。

 森あおいと木内徹というふたりの編著者は、モリスンが語る多声のオーケストラをここに再演しながら、モリスンの文学の魅力を浮き彫りにしてみせている。本書は大きく5部から成り、まずは編者自身も含めて、さまざまなインタビューを通じてモリスンの生の声を伝える。さらに作家の伝記、6カ月に及ぶ森/木内のEメールによるモリスンを巡る意見交換、作品解説、書誌が続く。

 長くWASP(白人アングロサクソン系プロテスタント)の男性に支配されてきたアメリカ社会にあって、人種的かつ性的に二重の差別の中で苦しめられてきた「黒人/女性」が、同朋を描くときに、人種差別と性差別は当然、意識される問題であり、事実、これまでの黒人女性作家の文学に対する批評は多く、人種的かつフェミニスト的視点に立って論じられてきた。確かにこの書でも、作者との直接インタビューの中でも公民権運動(主に人種差別撤廃運動)後の進まぬ政治改革に対する怒りと不満が問われてはいる。しかし、モリスンはそうした感情が小説に使われることはないと即座に、自らが立脚する文学者としての位置を明確にしており、まさにここにモリスンの文学の人種と性を超えた普遍性がもつ強靭さがある。また別のインタビューでは、自分の文学がコミュニティ、民族、黒人のための農民の物語だ、と自らの作家としての役割を語っている。

 インタビューは作家の自己分析によって、作品の成立、動機、背景、言語などが明らかにされ、読者にとっては作品理解に有効である一方、研究者は作者の無意識と潜在意識によって書かれた水面下に潜む暗号のごとき秘密を解き明かすことが求められよう。森/木内Eメール交信が展開させる対話は、独自の解釈を互いにぶつけ呼応しながら、作品の本質に迫っていく。

 口承伝承の伝統、ジャズの演奏形式とインスピレーションによる即興演奏、自由な視点の移行と語り手の主従関係の非在性、あるいは地名の内包性、通時的時間と時間の停止、とふたりが交わすEメールは矢継ぎ早に話題を発展させながら自由奔放に変転していく。いかにもメール上の対話のように、それぞれの問題は断片的であり、論文のように深く執拗に掘り下げられていくことはないが、重要なのは、そこに提示される無数の批評の原石だろう。トニ・モリスンをこれから読み、理解しようとする読者に、ふたりが放つ「情報」はときには知識としてインプットされ、ときには自らが解き明かさねばならない課題となって迫ってくる。末尾の書誌も含めて、極めて便利で明解なトニ・モリスン入門の書である。この書を通じてモリスン愛読者が増えるにちがいない。 (bk1ブックナビゲーター:今村楯夫/東京女子大学教授 2000.11.07)

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