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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1993.10
- 出版社: ディーエイチシー
- サイズ:20cm/238p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-88724-003-1
紙の本
私が壊れる瞬間 アルツハイマー病患者の手記
著者 ダイアナ・フリール・マクゴーウィン (著),中村 洋子 (訳)
国内患者数20万人以上、原因も治療法も不明なアルツハイマー病。本書はアルツハイマー病患者が患者の視点で自分の病気を記述した最初の作品である。どれほど患者が一人の独立した人...
私が壊れる瞬間 アルツハイマー病患者の手記
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商品説明
国内患者数20万人以上、原因も治療法も不明なアルツハイマー病。本書はアルツハイマー病患者が患者の視点で自分の病気を記述した最初の作品である。どれほど患者が一人の独立した人間であろうとしているかを教えてくれる。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
病の迷路に射す勇気という光
2001/06/24 00:17
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投稿者:あきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は1993年に発行された「LIVING IN LABYRINTH」の邦訳です。
アルツハイマー病という病を、ご存知の方も多いでしょう。ご高齢の方に見られる痴呆症状と同じような症状が、30代から64歳までの年齢に見られた場合、このアルツハイマー病という診断が下されます。実際の症状などは、老年痴呆の症状と同じものです。正確な原因や特異的な治療法はまだ確立されていません。
作者ダイアナは、50歳にさしかかろうという時に、自分の体に異変が起きつつある事に気がつきます。自分の住んでいる場所がわからない、とても親しい人だったはずなのに誰だか分からない、狭い駐車場の中でどうすれば駐車場から出ることができるのかわからない——。アルツハイマーという病の迷路の中に、彼女は入り込んでしまったのです。
彼女は自分の気持ちや症状をメモしつづけていました。この「私が壊れる瞬間(とき) アルツハイマー病患者の手記」は、彼女がそのメモをまとめた、初めてのアルツハイマー病患者自身の病の記録です。
現在、日本には150万人の痴呆老人がいると推定され、そのうちの約30%がアルツハイマー型痴呆であると考えられています。この本はアルツハイマーという病どういうものかということを教えてくれると同時に、その病が患者に与える孤独を私たちに教えてくれます。孤独の中にあってさえ、前向きに生きようとする作者ダイアナの強い信念は、私たちに勇気を与えてくれます。