紙の本
ファンクショナル・アプローチ
2010/09/14 23:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:abikko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずいぶん前に著者を紹介するテレビ番組をたまたま見て興味を持っていたのですが、今般書店で著書を見かけたことから、購入しました。
一読しかしていないので、十分に理解できているわけではないですが、ファンクショナル・アプローチとは、問題の対象を分解し、その対象を機能本位に考えることで問題解決のための改善点を見つけようとする手法のようです。
心に残った内容をいくつか挙げさせてもらいます。
○問題解決=改善点×解決手段
○解決手段ばかりを考えるのではなく、改善点に大きなヒントがある
○目の前の努力に一生懸命になる前に、ただひとこと、「それは何のため?」と問い続ければ、「必要な努力」と「無駄な努力」を見分けることができる。
○本質を見て、本質から考えて、本質から変えようとすること
この本で気づかされた点を身につけ、ワンランク上の問題解決をしていくためには、日々の仕事や生活で実践をしていく必要があると思いました。
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07.30.08
解法が理解しやすく、タメになった!
日常生活にも落とし込みやすいし、勉強しやすい。
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本書は、一言で、
「フレームワークとその使い方」です。
これだけです。ただ、これだけですが、とっても良い刺激や色々な示唆を
得られる内容になっていると個人的には思います。
また、本書の中にはイシューツリーの作り方も載っていますので、
下手な問題解決の本を買うなら、本書一冊でとことん使い倒してみれば
成果が目に見えてあがるのではないでしょうか。
また、本書の良い点は問題解決力を向上させるために、
トレーニング実施方法を記載している所ですね。
つまり、問題は確かにある。ただ、そんな言うほど頻繁に起こっている
わけではない。なので、本書を読んでも実際に使う時が先になってしまい、
その時には、本書で受けたアイデアや知識、やる気がなくなってしまいます。
それの問題を解決するために、巻末に近い方に日々の訓練方法が具体的に
示されている感じで、とっても良いですね。
何度もこのブログでは、「日々の訓練が非常に大切である」と
言わせていただいてますが、やはりそうなのか!といった感じで、
極めて私としては納得の行く内容になっています。
こういった問題解決方法を学生の内に講義で得ていればなぁ〜って(笑)
まぁ、今からでも遅くはありません。
身に付け、使い倒して、自らの血肉や骨にしましょう!
買う価値あり!
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「ファンクション(機能)」という難しい言葉を使用しているが、実は単純なことを述べているにすぎないのでは?
ある問題を解決する手段を考えるときに、その問題の本質的な部分を解決できる手段を考えるのが、ファンクショナルアプローチ。
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ファンクショナル・アプローチと呼ばれる問題解決のフレームワーク(手法、手順)の解説書。
なんでもこのフレームワークは、1947年にGE社にて開発されたとか。
この手の問題解決フレームワークは、たくさんありますが、興味深かったのがインプットとアウトプットの関係を可視化することで、問題解決の方向性を明確化するというもの。その他については、他のフレームワークの考え方とほぼ同一です。(他がパクッタのかも・・)
大まかな手順は以下のとおり(用語は私が理解しやすいものに置き換えています)
1.問題の相関関係の分析
2.FIT&GAP分析
3.(NEW)インプットとアウトプットの関係を可視化
4.対策策の検討
5.対策方針の策定
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途中で読むのをやめた。特に新しい発見はない。目的思考(なぜ、ではなくなんのために?)というのは常日頃からやっていること。
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2009年9月以来2度目の読了
○部下は、改善点をじっくりと検討することなく、起こっている現象に対して解決策を考えました。(中略)これに対して上司は、改善点に焦点を当てました。どこを改善すれば、もっと効果的に問題解決ができるのかを考えたのです。(34p)
○もっと他に、別のやり方があるかもしれないと考えてみてください。(47p)
○あなたが直面している問題も、単なる結果です。何かの手段の現れです。問題そのものに引っ張られないようにしましょう。(81p)
★FASTダイアグラムの手法は『最短で達成する全体最適のプロジェクトマネジメント』に出てきた行程表の作り方と同じだった。両者ともVE(Value Engineering)が源流だろうか。
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改善点に着目。何のために、誰のために。ファンクショナルアプローチの視点持ちたいと思った。考え方を日常の生活に取り入れていきたい。
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情熱大陸で著者が取り上げられていたのですが、ものすごく面白かったです。逆に、書店でこの本に軽く関心をもっていたのですが、「この著者なんだ!」って衝撃を受けました。ということで、早速買ってみたいと考える次第。ということで、東京国際ブックフェアにて、3割引にて購入しました。
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情熱大陸を見て感動して即買いした本。
全ての事柄には意味(ファンクション)があり、仕事、生活を進める上で、ファンクショナルな視点を身につければ様々な無駄が省けると言うことが再認識できた。
それは何のため、誰にため
もう一度読み直そ〜っと。
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これから問題解決を学ぶって人にとっては、分かりやすく、良書となろう。
問題解決、課題解決、目的指向等などに既にこれまで触れている人にとっては、少しものたりないかもしれない。
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課題を体系的に記述することで、ワンランク上の問題解決が出来るようになる。新たな視点を発見させてくれる実践本でした。読みやすい事例や引用がいくつかありとてもスラスラ読める本です。
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世の中には様々な問題解決のアプローチがあるが、「ファンクショナル・アプローチ」は、「モノ」や「コト」ではなく、これらの目的や意図、機能という意味での「ファンクション」を捉え、常に「何のために?」と目的を考えることを基本としています。
特に、素晴らしいと思ったのは、ファンクショナルアプローチで分解し、抽出したファンクションを「FASTダイアグラム」というロジックツリーを使って整理し、最終的に価値を定量的に測定するところまで落としこめること。これによって、改善の方向性がクリアになります。
著者が、「これがファンクショナル・アプローチの醍醐味」と言われるだけあって、これは読んでいるだけでもかなりエキサイティング!
実際自己流でやってみましたが(本当はグループでやるのが良いそうですが)、問題の本質が見えてくるとともに、いかに、普段「モノ」や「コト」しか見えていないかがわかります。
実戦してみる前提で、2回読んでみましたが、何度も練習して習得したい内容です!
この本をきっかけに、VE(価値工学)というものを初めて知りましたが、非常に興味を持ちました。
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情熱大陸に出演後、さらに売れた一冊。
それは何のために?それは誰のために?
仕事がスリム化し、お金もかからなくなる、
彼の視点をぜひ仕事にいかしましょう。
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(S)
問題解決の技術について、問題解決がうまくいかない理由とうまくやるための手段を説明した本。
序盤に、問題解決がうまくいかない理由として4つの理由が挙げられていますが、それが自分にしっくり来た。4つをまとめると以下の2つになる。
・過去を引きずる
・手段しか考えない
自分がいる「大企業の中のエンジニア組織」にはまさにぴったり当てはまる理由だと感じる。
減点主義的な評価や行動様式になっていると、とにかく過去のやり方や考え方を変えることを避ける傾向にある。前と同じにしておくことが良いことだという考えが前提にあるため、問題解決のアプローチがこじんまりとしたものになる。
エンジニアは仕事の対象が技術になる。だから考え方も技術が基準になる。技術は本質的に手段であって、目的にはなりえない。なので、本書が理由として挙げる「手段から考えるから問題解決がうまくいかない」という罠にはまる。
本書では、後半に問題解決の具体的な手順が説明されているが、この部分はあまりしっくりとこなかった。本書の軸になっている「ファンクショナルアプローチ」というのやや無理やり当てはめたように見えた。
ただ、手段や考え方は自分と同じで、手順が違うだけなのであまり気にはならない。
手は動かしたものの、何の成果にも結びつかなかった経験を持つエンジニアにお勧めの一冊。