史上最強の哲学入門 「哲学」に挫折したすべての人に捧げます （ＳＵＮ−ＭＡＧＡＺＩＮＥ ＭＯＯＫ）

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最近、いろいろ新しい分野の「目次的」な本を読みます。

本の中で「名前くらいは知っているだろう」と記載してあった人の中でも分からない人がいたりします。

あと、哲学の本でキリストが出たのも不思議と思ってくらいの知識です。まず細い線を読んだので、各ポイントを深く読み進めるか、今後の課題です。

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　総勢32人の哲学者が「バキ語」で紹介されているまえがきは圧巻。各哲学者がやったことや言ったことを知っていれば思わずニヤリとすること間違いなし。もうすごすぎる。腹がよじれて涙が出る。
　一歩間違えば怒られるぞ、というラインのぎりぎりを行くセンスはすごい。
「グラップラー刃牙」と聞いてすぐにわかるひとならすんなり読めるかもしれない。バキファン向け哲学入門書。

　まえがきはかなり熱いのだが、本文になるとバキ度は急に下がって、むしろ一般のひと向けの哲学入門書、という趣になる。「僕たち」などの柔らかい文体でたとえを多用しながら本当にわかりやすく教えてくれる本である。
　オススメ。

http://loplos.mo-blog.jp/kaburaki/2010/05/post_05a6.html

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「哲学者を格闘家に見立てて、議論という形の試合をさせる」「必殺技はその哲学者が提唱した概念(例えば、デューイなら「プラグマティズム」)」といった設定は面白いんだけど、中身はごく普通の哲学者とその思想の紹介。

哲学者を「時代別」じゃなくて、「言及したテーマ別」(最初は「真理」について言及した哲学者を、次に「国家のあり方」について言及した哲学者を・・・といった感じ。)にまとめていて「こういう議論があったけど、次に出てきた●●という哲学者はその思想をこのように批判して～」といった章の展開の仕方はまさに「東京ドーム地下の議論場」に集められた哲学者の議論のようだともいえる。

平易な言葉で書かれているのでとても読みやすいし、高校倫理ではあまり聞かなかったようなネタもあって面白いんだけど、前著の「あと数学とか」のようなドラマには欠けるかな。

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まさに哲学入門書といえる。内容はとてもわかりやすく、「真理」というキーワードをもとに、３２人の哲学者を紹介している。哲学的な思考を考える上で、この本のわかりやすさには絶句。
哲学に興味がある人はまずこの本を読むことを強く勧める。

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哲学の入門書は数多くあるけれど、この本ほどわかりやすい本には出会ったことがない。

分かりやすいというのは、安っぽいという意味ではなく、本当に本質をとらえて目の前に提示しているという意味である。

デリダ、ハイデガーに関する記述、著者の得意な「不確定性原理」「不完全性定理」のくだりは絶品。

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「哲学的な何か、あと科学とか」は、知的好奇心をグイグイ刺激してくれました。
「哲学的な何か、あと数学とか」は、フェルマーの最終定理の物語を通じて、数学史のおもしろさを知りました。

で、この「史上最強の哲学入門」ですが、… 読みやすさは、前２作と同じぐらい。内容の興奮度は、ちょっと落ちるかな。
でも、ニーチェの「神は死んだ」の意味とか、超人思想とはどんなものかとかは、初めて知りました。
ダメダメ、ルソーの話は、ちょっと講義できいたことはあるけど、それほど詳しくしらなかったです。

でも、どの哲学も、けっこう今日的でおもしろい。こんなに身近なものだったんだという驚きがあります。

読み終わった感想は、「普通の哲学入門書じゃないか」でした。
でも、題名も確かに、「哲学入門」。これは、これで正しかったんだと思います。

そして、「普通」よりは、はるかにおもしろかったのは確かです。わたしの飲茶レベルが上がってしまっているので、不満みたいに感じていますが。
実に、おもしろいです。

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良くまとまっていて、かつ、面白い。
できれば高校生のときに出合いたかった本のひとつだ。そうすれば、ルソー最高なんて思っただろうなｗｗｗ
大好きなエピクロスの逸話も、知らなかったことが書かれていたし。

簡単に紹介すると、哲学の流れが手に取るようにわかる本だ。
思想の系譜。あるいは地図。

哲学書が良くわからないけど興味があると言う人は、一度読むと良いんじゃないかと思う。
決して無駄にはならない。

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歴代の有名哲学者を登場させ、西洋哲学を簡潔に紹介する本は多いようですが、本書はその中でも秀逸だと思いました。
単なる哲学者の紹介ということではなく、作者の飲茶さんが、「真理」「神」「国家」「存在」といったテーマ別に、彼なりの解釈を挿みながら、昔からの思想の流れを解説することがメインディシュです。その流れに該当する哲学者の思想をダイジェストで紹介してくれるので、非常にわかりやすい。
哲学者とキーワードを教科書的、雑学的に紹介しているだけの入門書とは一線を画しています。

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「史上最高の『真理』を知りたいか―――ッ！」
「オ―――――――――!!!!」
「ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!!」
「全哲学者入場!!!!」

こんなアオリ文が書かれていたら手にとらざるおえないｗ
哲学者をまるで格闘家のように例えることによってとても分かりやすく哲学が学べます。哲学に関する書籍は入門書でも読みづらいのが多いため、非常に重宝しています。

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タイトルの通り、史上最強の哲学入門書でした。最高に面白い。

「考えることは、美しい。」

後書きにあった言葉である。

著者がいかに、哲学に魅力されているか。
その魅力を伝えるために、いかほどの想いを懸けているか。

哲学(Philosophy)とは、知(Sophy)を愛する(Philo)という意味らしい。
著者こそは、哲学者である。
そして自分も、哲学者たりたい。

そう思わされた。

全ての知を愛する者に、オススメの一冊である。

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最高に胸熱な哲学大河ドラマ！真理を目指す道で闘い倒れていった者たちの、夢と希望に満ちあふれた物語。現代社会はどのようにして今の世界観を採用するに至ったのか、その理由が身体感覚として伝わってくる。

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イラスト、言葉遣いは哲学をバカにしているのではないかと疑いたくなるが、やや強めの言葉にも真理が含まれている。特に4章立て（真理、国家、神、存在）としたために、単なる哲学史にならずに、存在論（形而上学）、認識論、価値論にそれぞれ沿った展開ができている。

所謂教科書では載っていない表現もあり、9割方はしっていたが、1割の的を突いた表現で、今までの誤解や新しいものの見方もできた。

そういった意味ではオススメの本。

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バキのことは正直よく知らないけれど、相当分かりやすい。

哲学と意識することなく、スルスル読める。
筆者個人の熱い想いも伝わってきて、哲学でこんなに熱くなれることに、思わず感動を覚えた。

一冊目としてまさにお勧めです。