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商品説明
著者が小学生時代を過ごした1970年代のものを中心に、小学校の図書館や教室の学級文庫に蔵書されていた児童書、多くの小学生たちがお小遣いで買った児童書のなかから選んだ、「懐かしい本」100点あまりを紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
初見 健一
- 略歴
- 〈初見健一〉1967年東京生まれ。主に60〜70年代のキッズカルチャーなどをネタに活動。著書に「まだある。」シリーズ、「昭和ちびっこ未来画報」など。
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紙の本
本はタイムマシン
2017/10/19 05:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「今でも読める思い出の児童書ガイド」と副題のついたこの本にはたくさんの児童書が色鮮やかなカラー図版の書影付で紹介されている。
なかにはすでに絶版となっている本もあるから、この書影のもとになった本は著者の所有している本から撮られてものかもしれない。
文章のはしばしに子供時代にたくさんの本を買ってもらった感じがある著者の初見健一さんだが、巻末の著者略歴によれば「1967年東京生まれ」とある。昭和42年生まれである。
だから、昭和30年生まれの私からは少し時代がちがう。
わずか12年とはいえ、読書の経験とかかなり違うものだ。
なんといっても「オカルト本」だ。
オカルトブーム全盛だった70年代に少年期を迎えた著者ならではの面白い本が満載なのだ。
『ゆうれい船なぞふしぎ』『四次元の世界をさぐる』『円盤と宇宙人』等々といった次第である。
おそらく初見さんより10年以上先の世代でいえば「怪獣もの」がはいってくるだろうし、それ以上前だと「戦記もの」だったり「ロボットもの」だったりするのではないか。
そんな初見さんの読書体験だが、そんな「オカルト本」だけでなく、石井桃子の『ノンちゃん雲にのる』や『クマのプーさん』あるいは北杜夫の『船乗りクプクプの冒険』といった大人が好きそうな児童書もしっかり読んでいる。
そういう本との出会いのきっかけは親の本棚からの拝借というから、やはり読書好きの子どもには本がある環境が必要なんだなと思える。
この本、パラパラと眺めているだけでも楽しくなる一冊である。