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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/06/20
- 出版社: メディアイランド
- サイズ:19cm/263p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-904678-58-9
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商品説明
唱歌を通じて得られる懐かしさや叙情性の裏に、ときにあやういメッセージが潜んでいる。多くの人が愛してやまない唱歌を、日本文学、日本史、社会学、詩歌などの観点から多面的に論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
「唱歌」という、今までにはあまり類のない視点から読み解く日本近現代史。
ひろく愛唱されている文部省唱歌の数々には、近代国家としての「日本」および「日本人」をつくっていくという隠された目的がありました。
明治維新までは、ほとんどの日本人は「日本」「日本人」という自意識のないままに生きてきました。富国強兵策、植民地主義の中で、日本政府は、「日本人」という意識を国民に持たせる政策をとります。それが、国語読本、修身、であり、音楽=唱歌教育でした。
本書は、2015年におこなわれたシンポジウムをもとに、新規書き下ろし原稿を加えました。
今も人々に愛唱されている唱歌の数々を例示しながら、唱歌の成り立ち、植民地政策のなかで歌われた歌詞、戦後の占領政策のなかで黒塗りされた軍国的な歌詞、また官製の唱歌に対抗した「童謡」などをいとぐちに、国文学、社会学、法制史学、また詩人の立場から、近代日本の社会史を広くみていきます。
唱歌の愛好者はもとより、音楽教育、歴史教育の実践者、また、研究者にもおすすめいたします。
取り上げる唱歌は、「庭の千草」「故郷」「我は海の子」「早春賦」「蛍(蛍の光)」「あおげば尊し」「春の小川」「霞か雲か」「夏は来ぬ」「朧月夜」「浜辺の歌」「兵隊さん」「故郷を離るる歌」「里の秋」「故郷の廃家」「鉄道唱歌」ほか。【商品解説】
目次
- はじめに 永澄憲史
- 1 唱歌集 解説 中西光雄
- 庭の千草
- 故郷
- 我は海の子
- 早春賦
- 蛍(蛍の光)
- あおげば尊し
- 春の小川
収録作品一覧
唱歌集 | 中西光雄 解説 | 9−56 |
---|---|---|
唱歌 なつかしさとあやうさと | 57−100 | |
歌で導く子どもたちの明日 | 中西圭三 著 | 101−103 |
著者紹介
永澄 憲史
- 略歴
- 〈永澄憲史〉1955年三重県生まれ。同志社大学文学部卒業。京都新聞社定年退職。文化部専門記者。
〈中西光雄〉1960年岡山県生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期中退。学校法人河合塾古文科専任講師。
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