紙の本
無駄を省く
2017/11/24 21:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
何もかも、あれもこれもと欲張るのではなく、省いていくことが人生の後半から必要なことであり、さまざまなアイデアが紹介されている。
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やることと、やらないことの線引きをして、やらないことは略す。佐々木さんのように家族の世話をしなければならない人にとって、時間はより有限に感じられるだろうから、その線引きはよりけんちょになるのかもしれない。40代を過ぎれば時間はより濃密になり短く感じる。やらないことリストを作成するのも良いかもしれない。
自分ひとりの力には限界があると受け入れることでまわりに助けてもらう。ひとの繋がりを大切にする。
探偵フィリップ・マーロウの「強くなければ生きられない。優しくなければ生きてる価値がない」
そのひとの生き方はこれに尽きるのかも。
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出世しか人生の価値を認められない人の書いた本という感想。では出世しなかった吉田松陰は不幸せだったか?等色々つっこもたくなる所です。そもそもこれからの世の中は就職の方法も大きく変わり、転職がより普通になる中、同期トップで役員昇進!という宣伝文句はどうなのか?また、うん十年前の自分の過去の成功体験を書いている。よい事もかいてあるが、これからの世の中の変化を考えると、全体としては役に立つかは疑問
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20170814 後輩に勧めるか判断するために買ってみた。もう有名になっている人だけにエピソードが全てバイネームになってしまう可能性があるのに淡々と記述されているのに少し退いてしまった。
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今年(2017)誕生日を既に迎えておりまして、現在53歳です。この本は本来は40歳を目前に控えた社会人が読むべき本かと思います。
それでも敢えて読んだのは、少し怖かったのですが、この本で推奨されていることを自分の生活の中に取り入れてやってこれたのだろうか、ということを確かめてみたかったからです。
この本で取り上げられている事柄は、既に実践しているものもあり、少しほっとしたのが読後感ですが、私のこの15年程度を振り返ってみると、体力勝負のできなくなってくる40代中盤ころから、働き方を変えなければダメだ、でもどうすれば良いのか、とずっと葛藤してきました。
悩んだ結果、判断ではなく「決断」をした結果が、今に至るのですが、現在の状態は5年前の自分の決断の結果、現在行っている決断は、未来(3-5年先)の自分を左右する、と思っている私にとっては、この本に書かれている内容は参考にすべき箇所があって良かったです。
以下は気になったポイントです。
・人生を花にたとえるなら、30代は能力を伸ばす伸長期、40代は熟練した力が花咲く開花期、そこで花が咲けば、50代で充実した成熟期が、60代では実り豊かな収穫期が訪れる(p3)
・苦手な上司と付き合わなければならない時は、正面からガッツリいかず、ゲーム感覚でつきあう。好き嫌いは横に置いて、その人に関する客観的データに基づいて動いてみる(p25)
・40代はイミテーションから、イノベーションへと脱皮する時期である(p27)
・新しい部署に着任したら、最初に必ず「事実の把握をする」ということ、これは時間をかけてしっかりと調べ、頭をフル稼働させる(p37)
・良いと思われる行動を繰り返して習慣にしてしまう、習慣にすることでその行動が自分のものになってしまえば、やがて難なく続けることができる、これが習慣化のメリット(p39)
・ビジネスに相応しい服装をする、きちんと挨拶をする、相手の目を見て話す、約束を守る、過ちを素直に認める、気遣いを忘れない、欲張らない、これらが自然にできて初めて礼儀正しい人と呼ばれる(p43)
・長期よりも、短期(1年)や中期(3年)の計画をしっかりと立てる方が重要である(p45)
・上司とは、自分の決定に逆らう人間は嫌うが、自分の言うことを、右から左にハイハイ聞いているだけのイエスマンも認めない(p47)
・主体的に生きるには、自分がどんな人間で何をしたいかのかを、ことあるごとに振り返ることが大切、今度どのように生きていくかの方向性、人生のミッションを決める作業が求められる(p62)
・技術点と芸術点は、たとえるなら、二階建ての家屋の基礎となる一階部分(技術点)と、魅力的な見晴らしを叶える二階部分(芸術点)である、仕事における評価も、両者の組み合わせによって決まる(p65)
・人と接するときに、関心を持って相手を見る以外に大事なこととして、相手の「いいところ」を見るようにする(p77)
・上司とは、自ら定期的に報告・相談されるのが好きである���自ら進んで上司のもとに出向き、自分の考えを述べる、相談時にはA4・1枚にまとめ文書にする(p85)
・上司からの注文を聞く以外に大事なのは、1)上司の性格をつかむこと、2)上司を驚かせないこと(p91)
・念頭所感は、要点のみを箇条書き、A4サイズ1枚に、7-8項目に纏める(p122)
・必ずしも3年で達成できるプロジェクトばかりでないが、思いつき・何となく、で進めるよりも、3年という期限を設けて目標をブレイクダウンするほうが限られた時間を有効に活用できる(p124)
・過去1年間の業務を調べると、重要度5(最優先)の仕事は全体の2割に過ぎない、無駄が多くなってしまうのは、1)仕事に費やす時間を明確にしないまま無計画に進めていたこと、2)業務目的をあいまいなまま進めていたこと、が原因(p127)
・自分の持ち時間は3割しかない、それを有効に使うためには、自分のスケジュールにアポイントを入れておいて時間を確保する(p135)
・自分の意見は3分で、1)論理的、2)短い言葉、3)具体例を入れる、話すのがポイント(p138)
・本や新聞を読み放しにするのではなく、気になる言葉を見つけ出して、手帳に書き留める習慣が大事(p140)
・相手に何かを言われてムカッときたら、5秒間待つ。そうすれば、なぜ相手がそんなことを言うのか、自分のどこが悪かったか、の状況を客観的に見れる(p155)
・人生の棚卸は、50代では少し遅い、40代のうちに人生を振り返り、今後の人生をどう生きていくかを考える方が、余裕をもって後の人生に備えらえる(p199)
・努力の目標は他人との比較ではなく、自分軸で決めるもの、人と比べていたら永遠に競争することになる、そんな努力をしても自分は成長できない(p210)
2017年9月3日作成
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先日同窓会の葉書が高校時代の友人から届いた。行こうと思っていると、同じく同じ高校の別の友人からLINEが来て、「同窓会のお知らせ来た?」と。四人でLINEをしながらワイワイ近況報告などをする。そうか、今年40の年だから節目で同窓会のお知らせが来たのか。
この著者のことを好意を持っていたが、これは物足りなかったな。他の生き方指南本と違うカラーを感じられないと言うか。
「家族に手紙を書きなさい」はその通りだと思い、親に手紙を書いた。いつぶりかね。
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中年よ元気になろう。
若手向けの語りであるが、若手は心から理解できるか。
理解できてしまう若手はつまらない若手であるような気もする。
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読了した本がたまっています・・・
付箋部分を抜粋します
・元就は、文字通り「戦いを略す」という戦略をとることによって、周囲の大国を打ち破り
中国地方の覇権を見事手にしたのです(p6)
・耐えるのはあくまで自分を幸せにするためだということを忘れてはいけません。
自分を幸せにするという目的を見失ったまま、ただお金のため、不安を紛らわすために
働く滅私奉公など、略すに限ると言ってもいい(p21)
・欲が磨かれれば、必ずや志になる。そしてその志が、君を突き動かし、君を成長させる情熱になる。
私が「欲を持て」と言うのは、君の成長を後押しする「志」という情熱を、君自身のなかに見出して
ほしいからなのです(p29)
・40代の今がんばらなければ、50代、60代になった時、さらに埋めようのない差になって
君の上にのしかかってくるのです(p32)
・礼儀正しさに勝る攻撃力はない(p43)
・たった一度の提案で受け入れてもらえるほど、新しいものへの挑戦はたやすくはない(p46)
・「どうやって使える人材を確保するか」ではなく「目の前の人材のポテンシャルを、自分の腕でどうやって
発揮させるか」が勝負になってくるわけです(p56)
・主体的に生きるには、自分がどんな人間で何をしたいのかを、ことあるごとに振り返ることが大切です(p62)
・相手をないがしろにして自分の利を求めるより、相手の利を優先してから自分の利を考えるほうが
実際に大きなリターンを得られるものです(p73)
・仕事の結果に差をもたらすのは、能力より熱意なんですから(p112)
・毎年正月休みに「年頭所感」を書くこと。「この1年間にこういう仕事をするぞ」という業務方針を
具体的に書き出すのです(p121)
・必ずしも3年で達成できるプロジェクトばかりとは限りませんが、「思いつき」や「何となく」で進めるより
3年という期限を設けて目標をブレイクダウンするほうが、限られた時間を有効に使うことができるはずです(p124)
・会社の仕事というのは、特別でもなんでもない雑務の塊です(p132)
・家族とは、いて当然、感謝されて当然という存在ではない、努力しなければいともたやすくバラバラになってしまう
家族とは思っている以上に繊細なものであるということを、今一度考えてみてほしいと思います(p179)
・そもそも人は死ぬ時はひとりで死ぬもの。ひとりに慣れさせておくのも、ある意味大切なことなのです(p188)
・夫婦も親子も、「タテ」より「ヨコ」。この考え方をぜひ実践してみて下さい(p191)
・人生の「棚卸し」をしなさい(p198)
・人は自分の人間性や性格を、案外自分自身でわかっていない。あるいは漠然と認識していても突き詰めて
理解しようとしない(p202)
・「自分には能力がない」「どうせダメだ」とあきらめてほしくない���いうこと。あきらめそうになった時は
あきらめる言い訳ではなく、「自分を幸せにするためには何ができるのか」をとことん探してみる。そういう自分になる
習慣を身につけてほしいのです(p204)
・「能力」に自信がないなら、「努力」や「人間性」を高める工夫を。自分らしさを生かして坂をよじ登る気持ちを
略さないでほしいと思います(p206)
・「運命を引き受けてがんばろう。がんばっても結果は出ないかもしれないけれど、がんばらなければ
何も生まれないじゃないの」(p211)
・自己紹介より「質問リスト」を準備せよ(p232)
・本当にすごいものを見る、本物のすごさに触れるということは、私たちを謙虚に、一回り器の大きな人間に
成長させてくれる、とても大切な経験ではないでしょうか(p249)
・それは、私がその方と会話する時、相手を理解するために、全身全霊を傾けてひとつひとつの言葉に
耳を傾けたということです(p252)
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働かなければいけない時期と手を休める時期と緩急をつけることができるのが40歳。40代を楽しみたいです。
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人生の正午を過ぎてやや時間が経過した。仕事の取り組み姿勢を点検するための一読。その結果、おそらく好ましいことなのだと思うが、著者が提唱する変えるべき姿勢はそう多くなかった。逆に言えば、変えるべき点のチェックリストには十分効果があった。またやや同著者の『そうか、君は課長になったのか。』http://booklog.jp/users/ikthr/archives/1/4872904494 と似ている又は同じ内容があるように思えた。しかし以下に引用した一文は、心に留まったことを付言しておく。
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本書では40代を熟練した力が花開く開花期と位置している。毛利元就を例にだし、「略す」というコトバがキーワードとなっている。毛利元就、戦いに勝ち残るには戦は最小限に止め余計な血は流さない。著者、余計なことを略せば6時に帰れる。
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元東レの佐々木氏の著。
ワークライフバランスを意識すべき40代。
仕事において、いかに効率化すべきか?を「略」という言葉を使って説明。
ポイントは自己の意識改革次第であることは明確。
それをどう実現していくのか?を大変具体的にわかり易く書いてくれており、
今の自分に正にぴったりの1冊であったと感じた。
早速明日からいくつか実践したいと思う。
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ちょっとただがむしゃらに働いているな、そろそろもっとスケールするor持続性のある働き方をしないとな、という風に思って手に取った。40歳にはまだ遠いけど。
全部の考え方が当てはまるかというと全くそんなことはないし、なんというか根拠があいまいな感じもよくみられる。ただ、著者が経験したことから書いてはいるんだろうなと思うと、1人の先人の方のご意見として目を通すのは悪くない感じ。
またときが変われば共感することも変わるかもしれない。1つ1つの節は2-3ページと短いので、目次を見ながらつまむように読むといいかもしれない。
特に目に留まったのは、やっぱり働き方における「略す」こと。ほかには『「餅は餅屋」と心得よ』、部下への接し方のトピック、など。『「管理職なんてしんどいだけ」はウソ』はもう少しわかりたいなぁと思う感じ。
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上下関係とか、立場上そんなこと言えないとか、よくある会社でのしがらみの話。そんな場でこそ「よそ者(転職者)」の存在が活きる。ダイバーシティでは、ある一面で弱点がある者を排除して、優れた人材だけでなんとかするのではなく(そもそもそんな人が揃うことはない)、今いる人材でどうやるかが重要になる。これは組織論の基本なのか、オケでも同じことが言えると思う。この著者も良くあるパターンで、家族を顧みず仕事第一で働いていたが、あるとき、それではいけないと気がついて、改めたとのこと。前段階のときの家族の大変さを想像すると、変な例えだけれど、中学校時代に不良だった生徒が大人になった今は立派に更生しています、みたいな感じがして、なんとも言えない気分になる。若者が飲み会に行かない理由は、自分にとってプラスがないからだけじゃなくて、プライベートと仕事は切り離して考えたいということじゃないかと思う。これからの時代、どんな大きな会社でも安泰ではない、っていう記述は、この本に限らずよく見かけるけど、それって今までが安泰に見えていただけなんじゃないのだろうか。
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読書中
読みやすさはある。
筆者のモットー中心のため読んでいる最中は覚えていても
すぐ忘れてしまう。
ある意味目次読みでも良いかも。
仕事は一旦引き受ける。
上司の性格を押さえる、驚かせない。
当たり前といえば当たり前。