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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/12/13
  • 出版社: 破滅派
  • サイズ:20cm/301p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-905197-02-7

紙の本

アウレリャーノがやってくる

著者 高橋 文樹 (著)

【新潮新人賞(第39回)】絶世の美貌を持つアマネヒトは上京して「代理詩人」を目指す。風変わりな文芸集団「破滅派」に加わり、自らの詩をつむぐべく研鑽を積みはじめるが…。新潮...

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アウレリャーノがやってくる

税込 1,980 18pt

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商品説明

【新潮新人賞(第39回)】絶世の美貌を持つアマネヒトは上京して「代理詩人」を目指す。風変わりな文芸集団「破滅派」に加わり、自らの詩をつむぐべく研鑽を積みはじめるが…。新潮新人賞受賞作のほか、小説「フェイタル・コネクション」、解説を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

【アウレリャーノがやってくる】

岩手出身の天地遍人(アマチアマネヒト)はうっとりするほどの美少年。彼は高校卒業と同時に姉を頼って上京し、路上で詩を書く代理詩人を始める。その活動の中でやがて破滅派という文芸同人誌団体と出会い、そこに加入する。リーダー紙上大兄皇子ほか風変わりな同人たちにあてられ、文芸活動に没頭する遍人。やがて、遍人は皇子の恋人である深川潮に惹かれるようになるが、同時に破滅派の経営は逼迫し、破滅のときが近づいていた……。

実在するオンライン文芸誌「破滅派」を題材にした、エキセントリック・ビルドゥングス・ロマン。新潮新人賞を受賞しながら長らく単行本になっていなかった作品がついに発刊!

ともあれ、「遅れてやってきた島田雅彦」といった観もある作者が、この受賞作を超えて本格的な作家へと成長することを期待するばかりである。
――浅田彰(新潮新人賞選評より)

もしかすると高橋さんは、私などが考えるよりももっともっとスケールの大きな小説へ向かって、歩き出そうとしているのかもしれない。
――小川洋子(新潮新人賞選評より)

阿部和重(初期)と森見登美彦のセンスを足したみたいな感じで、今後も注目。「遅れてきた島田雅彦」とは僕には全然思えませんが。
――佐々木敦(STUDIO VOICE 2007/12より)

高橋の小説は〔略〕人を食った個所のほうぼうで、書き手の人柄(ゴースト)が顔を出す。カラオケならぬブログ以後の世界で、これだけナイーブな素直さが明るくとどまっていられるのは、一つの力と言ってよい。
――加藤典洋(2007/10/25朝日新聞朝刊)


【フェイタル・コネクション】

北千住の古いマンションで友人と暮らすタカハシは、ある日東京のドヤ街である山谷で山谷感人(かんと)を名乗る自称作家と出会い、ルームシェアの一員として受け入れる。同居人や恋人を巻き込んだガッチャガチャの人間関係を繰り広げつつ、感人とのあいだに芽生える友情と呼ぶのかなんなのかわからない感情。小説をなかなか書こうとしないアルコール依存症の感人はついに血を吐き始め……。

著者と友人「山谷感人」の実話をもとにしたBOTS(Based On a True Story)小説。


【彼自身による高橋文樹】

本来は山谷感人によって書かれるはずだった解説はついに書かれることがなかった。振り込んだギャラの五万円を惜しむ暇もなく、仕方なしに自分で書いた入魂のDIY解説。おそらく日本文学史上初の、「モデル小説のモデルになった人による誓約書」が掲載された解説である。

これは泣くだろ!すごい人生だった。高橋文樹さんはこの解説を…【商品解説】

目次

  • 1. アウレリャーノがやってくる P.7
  • 2. フェイタル・コネクション P.147
  • 3. 彼自身による高橋文樹 P.271

収録作品一覧

アウレリャーノがやってくる 7−145
フェイタル・コネクション 147−269
彼自身による高橋文樹 271−301

著者紹介

高橋 文樹

略歴
〈高橋文樹〉1979年生まれ。千葉県出身。「途中下車」でデビュー。株式会社破滅派を設立。第39回新潮新人賞受賞。

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評価内訳

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2022/11/21 16:51

投稿元:ブクログ

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