「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/10/26
- 出版社: 敬文舎
- サイズ:19cm/167p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-906822-57-7
紙の本
百年前のパンデミックと皇室 梨本宮伊都子妃の見たスペイン風邪
著者 小田部 雄次 (著)
100年前の宮中周辺は、スペイン風邪にどう対応したのか。また、当時の庶民たちは、どう受け止めたのか。当時の梨本宮伊都子の日記を元に、スペイン風邪の実態や当時の皇室の状況を...
百年前のパンデミックと皇室 梨本宮伊都子妃の見たスペイン風邪
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
100年前の宮中周辺は、スペイン風邪にどう対応したのか。また、当時の庶民たちは、どう受け止めたのか。当時の梨本宮伊都子の日記を元に、スペイン風邪の実態や当時の皇室の状況を描く。貴重な写真も多数収録。【「TRC MARC」の商品解説】
1918年から4年間にわたって猛威を振るった「スペイン風邪」の実態を、梨本宮伊都子の日記を元に描く。皇室の周辺でも多くの人びとが罹患し、若くして亡くなった人も多い。35万人が亡くなったといわれる「スペイン風邪」流行の様子から、100年前の流行り病と、それに対応した人びとの戦いまでを見ていく。【商品解説】
目次
- 第一章─悪性感冒の流行
- スペイン風邪の時代
- 竹田宮恒久の急性肺炎
- 第二章─見えない病原体
- 梨本宮家の罹患
- 猛威を振るう「流行性感冒」
- 第三章─猛威、そして消滅
- 大磯での療養
- 相つぐ肉親の死
著者紹介
小田部 雄次
- 略歴
- 〈小田部雄次〉1952年東京生まれ。静岡福祉大学名誉教授。専門は日本近現代皇室史。著書に「梨本宮伊都子妃の日記」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
高宗とスペイン風邪
2020/11/04 23:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高宗の死因としてスペイン風邪を「一考の余地はある」としているが、時期的にはおかしくない。
竹田宮恒久王の薨去の個所で王子の恒徳王の「私の肖像画」(「私の肖像」ではない)を参照している。また「倉富勇三郎日記」を引用している。この本で取り上げられている時期に合う韓国にある大正8年の方子女王の日記を参照出来ていたら、と思う。
また「三代の天皇と私」にある3・1の記述について、「もっとも、これはのちに伊都子が得た知識であり」とあるが、この本の英親王についての記述を含めて張赫宙の「李王家悲史・秘苑の花」を下敷きにしているような表現が酷似している個所がある。他にも実際に外遊時に佩用していた勲章は「梨本宮伊都子妃の日記」に掲載された写真で分かるように勲二等宝冠章なのに、勲一等宝冠章と伊都子妃の記憶違いによるものと思われる記述や規子女王と山階宮武彦王の婚約破談についての不可解な記述があるので、この本の取り扱いには注意した方がいいのではないか。