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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/01/16
- 出版社: ブルーシープ
- サイズ:22cm/254p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-908356-20-9
紙の本
アーノルド・ローベルの全仕事 がまくんとかえるくんができるまで
「がまくんとかえるくん」の産みの親、アーノルド・ローベルの絵と物語、その素顔を伝える。2021〜2022年に開催の「がまくんとかえるくん誕生50周年記念アーノルド・ローベ...
アーノルド・ローベルの全仕事 がまくんとかえるくんができるまで
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商品説明
「がまくんとかえるくん」の産みの親、アーノルド・ローベルの絵と物語、その素顔を伝える。2021〜2022年に開催の「がまくんとかえるくん誕生50周年記念アーノルド・ローベル展」の図録。三木卓による解説も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
絵本作家 アーノルド・ローベル(1933−1987)を知っていますか?かえるくんが親友のがまくんに手紙を送る「おてがみ」というお話を、国語の教科書で読んだひとも多いかもしれません。
『ふたりは ともだち』からはじまる「がまくんとかえるくん」全4冊のシリーズは、誕生から半世紀が経ったいまも世界中で愛されているロングセラーです。ローベルはほかにも、『どろんこ こぶた』や『ふくろうくん』など、ユーモラスであたたかな100冊以上の絵本を世に送りだしました。
ローベルはニューヨークのブルックリンに暮らしました。音楽を聴きながら午前中は絵を描き、午後はお話を書き、夜は家族4人でたくさんおしゃべりをして過ごしたといいます。ねこやねずみやへび、がまがえるなど、さまざまな生き物を飼っていました。映画や舞台を観にいくことが好きで、家ではテレビを観ながら刺しゅうをしていました。大声で歌いながら食器を洗い、そうじが大好きで、そしてなにより、仕事をこよなく愛していました。ふたりの子どもたちは、一緒にいて楽しい人だった、と語ります。
チャーミングな人柄で親しまれたローベルのこと、そして彼が残した絵と物語の数々を、現存する貴重な原画やスケッチなどを通して紹介する日本初の展覧会が、2021年1月から全国を巡回します。本書は、展覧会図録として図版や解説を収めながら、ふたりの子どもたちが父の素顔を語るロングインタビューや、 ローベル作品を深く理解し愛する日本語版翻訳者・三木卓さんの解説を収録した、決定版の一冊です。【商品解説】
目次
- 第1章 がまくんとかえるくんの世界
- 変わりものと呼ばれても/お説教はまっぴら/きみがいてくれてうれしいよ/がまくんとかえるくんができるまで
- 第2章 アーノルド・ローベルの仕事
- 僕が絵本作家になったのは、他にできることがなにもなかったからだ/僕はきみで、きみは僕/ここがきみの居場所/ねぇ、お話を聞きたいかい? /僕は舞台監督で、衣装デザイナーで、幕を引くもの/お絵描きはデザート、お話づくりはホウレン草/コールデコット賞 受賞スピーチ
- 第3章 素顔のアーノルド・ローベル
- 年譜/全著作リスト
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「ふたり」を生んだローベルの世界
2021/11/01 16:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校の国語教科書にも登場する、がまくんとかえるくんのふたり(2匹か)が織りなす物語。ルックスだけでなく、二人の掛け合いがかわいくて何度読んでも心温まる。
その産みの親、アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルの世界を紹介する一冊。
「ふたりはともだち」が世に送り出されて半世紀ということで各地で開かれた展覧会図録の役割も果たしつつ、展覧会とは関係なくローベルについて知りたい人にもお勧めだ。
ローベルが描いているのは、どこか抜けているがまくんと、しっかり者のかえるくん。
劇的な展開もなく、教訓めいた結末もなく、下手をしたら退屈しそうな内容なのに、何度読んでも退屈しないのはなぜか。その秘密が、この本を読んで分かってきたような気がする。
物語には、人と違うことを恐れず伸び伸び生きたローベルの価値観が投影されているそうだ。何でも横並び、同調圧力の強い社会で、ちょっと変わり者にも思えるがまくんに引かれるのは、自然なことなのかもしれない。