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商品説明
今、必要なのは、情報でも評価でも判断でもなく、期待せずに平気で待つ勇気−。進化するポップな坊さんが、その現在地を「理趣経」をひもときながら綴る。『みんなのミシマガジン』連載を改題、加筆修正して書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
今、必要なのは、情報でも評価でも判断でもなく、
期待せずに、平気で待つ勇気。
『ボクは坊さん。』（2015年映画化）から10年――
秘伝『理趣経』をひもときながら綴る、進化するポップな坊さんの現在地。
「人生ってなんだと思う？」
小学校二年生の長女にたずねてみた。
「人生は思いだよ」
こともなげに娘は少し哲学的に響く言葉で即答した。
「ふーん、そうか。人生は思いか……」
しばらく沈黙の中で、思索しながら僕は言葉を失う。
そして娘は静かにそばに寄り添い、
「お父さんの体はあたたかいね」
と新しい言葉を発する。
――本文より【商品解説】
今、必要なのは、情報でも評価でも判断でもなく、
期待せずに、平気で待つ勇気。
『ボクは坊さん。』（2015年映画化）から10年――
秘伝『理趣経』をひもときながら綴る、進化するポップな坊さんの現在地。
「人生ってなんだと思う？」
小学校二年生の長女にたずねてみた。
「人生は思いだよ」
こともなげに娘は少し哲学的に響く言葉で即答した。
「ふーん、そうか。人生は思いか……」
しばらく沈黙の中で、思索しながら僕は言葉を失う。
そして娘は静かにそばに寄り添い、
「お父さんの体はあたたかいね」
と新しい言葉を発する。
――本文より【本の内容】
目次
- はじめに
- Ⅰ 坊さんと、娘たち
- Ⅱ 坊さん、何もしない
- Ⅲ 坊さんは光る
- Ⅳ 坊さんにできること
- Ⅴ 坊さん、今を生きる
- おわりに
著者紹介
白川 密成
- 略歴
- 白川密成（しらかわ・みっせい）
1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する。同年、『ほぼ日刊イトイ新聞』において、「坊さん。――57番札所24歳住職7転8起の日々。」の連載を開始し2008年まで231回の文章を寄稿。2010年、『ボクは坊さん。』（ミシマ社）を出版。2015年10月映画化。他の著書に『坊さん、父になる。』（ミシマ社）、『空海さんに聞いてみよう。』（徳間文庫カレッジ）がある。
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今までよりも「善き人との時間」を増やし、積み重ねることは可能だ。「本を読むこと」「人の言葉に触れること」は、そういうことだと感じることが多い
2020/04/28 12:07
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
仏教のこと勉強したいな～、でもムズカシイ本はちょっとね、と思われている方、おすすめがあります。四国八十八ヶ所霊場の名刹栄福寺の御住職白川密成師の坊さんシリーズ「僕は坊さん。」「坊さん、父になる。」そして新刊「坊さん、ぼーっとする。」愛媛県にあるお寺のお坊さんが語る生きるヒント。例えばスマホを手に届かない所において過ごしてみる。反応を気にしないで待つ勇気、どう？読む人によって感じ方は様々ですが、必ず自分にささるメッセージが見つかります。悩み、時に立ち止まりながら歩みを進める密生さんと一緒に、仏さまの教えに触れてみましょう。
