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商品説明
預金保険制度に着目し、経済学的な観点から学術的に分析。預金保険制度の導入によって、銀行破綻、銀行取付を防ぎ、金融安定化のために高度な預金保険制度の設計を試みる。国際的な課題についても明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
かつて日本の銀行は、北海道拓殖銀行や長期信用銀行のように大きな銀行が相次いで破綻した。しかし、最近では、銀行の破綻はほとんどなくなった。その理由は預金保険制度が導入されているからである。この制度は銀行を保護し、銀行破綻の連鎖をくいとめている。そのことによって預金者が安心して預金できるよう、預金者も保護している。本書はこの仕組みを経済学的観点から分析し、高度な預金保険制度の設計を試みた。同時に、銀行の経営状態が悪化すれば、預金者の引き出しによって銀行取り付けが発生することになり、それを未然に防ぐためには、銀行監督のもとで銀行関係者、預金者がたえず銀行経営の健全化を意識していくことが重要であると、著者は主張している。【商品解説】
目次
- 第1章 銀行業と預金保険制度
- はじめに
- 第1節 銀行業における預金保険制度の必要性
- 第2節 預金保険制度の目的と機能とその問題点
- むすび
- 第2章 銀行と市場規律
- はじめに
- 第1節 先行研究
- 第2節 分析手法
- 第3節 預金者による規律付け
著者紹介
大塚 茂晃
- 略歴
- 〈大塚茂晃〉1978年大阪府生まれ。関西学院大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学。千葉商科大学商経学部講師。博士(経済学)。
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紙の本
銀行経営と預金者の保護を制度的に考えた書!
2018/05/25 11:49
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、銀行経営と預金者保護を制度として検証した画期的な書です。これまで我が国では北海道拓殖銀行など大手銀行の破綻を経験し、日本社会に大きな打撃を与えましたが、近年、大手銀行の破綻はほとんど見られなくなりました。その理由は預金保険制度があるからです。この制度は、銀行と同時に、預金者も保護しています。本書では、こうした仕組みを経済学の視点からとらえ、さらなる高度な仕組みを提唱しています。現代の不透明な時代にあって、ぜひ、多くの皆さんに読んでいただきたい一冊です。