「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- みんなの評価
- あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- 発売日:2021/07/31
- 出版社: 海の近くの出版社
- サイズ:277×210mm/114ページ
- ISBN:978-4-9912138-0-9
紙の本
綿・糸・布 房州じんのを読み解く
著者 あわコットンクラブ (解説)
「綿・糸・布 房州じんのを読み解く」 あわコットンクラブ著房州は海に囲まれ、低い山を背に温暖な気候です。元白浜海洋美術館長夫妻はこの地の「万祝(まいわい)」に魅せられて、...
綿・糸・布 房州じんのを読み解く
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「綿・糸・布 房州じんのを読み解く」 あわコットンクラブ著
房州は海に囲まれ、低い山を背に温暖な気候です。元白浜海洋美術館長夫妻はこの地の「万祝(まいわい)」に魅せられて、昭和30年代民家を尋ね歩きそれらを蒐集しました。このとき一緒に収集した手紡ぎ、手織り、手染めの布や当時手に入れることができた布約170点、又それらを使った仕事着は陽の目を見ることなく蔵入りしていました。明治、大正、昭和の初めのものです。あわコットンクラブはその布を調査し、「房州縞帳」を作製しました。その後布に誘われて資料にあたり、訪ねた場所、伺ったお話を合わせてこの本にまとめました。緯糸が麻素材の蚊帳、明るい藍の色が暮らしの中で生まれています。
本の体裁は下記の要領です。
☆じんの ☆織道具 ☆仕事着
布は素材、密度、撚りなどを調査、仕事着は採寸し、素材と共に記録、この2つを写真で、織道具は寸法を入れ、失われた道具を含めて鮮明なイラストで掲載しています。
☆早川雪舟の母が織った布—じんのの織手たち
☆綿打神の石碑
☆安房での綿作はどのようであったか
☆農民は何を着ていたか—古文書から
☆関西から海渡りの物流、交流の中で生まれた房州の織物工場
☆海女着—済州島との繋がり
☆養蚕の「統一館」と西陣の教本、養蚕家へのインタビュー
☆藍を育て、染めた藍染の記録、今紺屋は?
布を追って次々に展開される課題に先人の著書、残されている資料にヒントを探して整理し、地元の方たちのお話を大事に掲載しています。
鴨川市房田の綿打神の石碑、地元で見つかった綿弓、綿繰り機、紡ぎ車により江戸時代から綿作が盛んであったことがうかがわれます。糸染めは、万祝を染めるためにかって海沿いに数十軒の紺屋があり、藍はそこで染められたと思われます。一部地名を加え、文中の地名を印した復元安房全図、大正時代初期の那古寺周辺の街並みを掲載しています。【商品解説】
目次
- 序にかえて「地布(じんのう)との出会い」白浜海洋美術館 名誉館長 柳 和子
- はじめに 房州じんのを読み解く
- 實測安房全図
- 一章 房州じんの
- 白浜海洋美術館所蔵の「房州縞帳」の中から
- 二章 房州の木綿織物
著者紹介
あわコットンクラブ
- 略歴
- あわコットンクラブ 略歴
・2008年 南房総市千倉町出身の染織家笠井美智子が白浜海洋美術館所蔵のじんのを研究、保存のため仲間を募り発足
・2009年 「房州縞帳」制作開始。南房総市資料館及び館山市立博物館の染織関連資料の調査
・2010年 南房総市「市民提案型まちづくりチャレンジ事業」の助成を受ける。房州での日本綿の栽培普及活動、糸になるまでのワークショップ展開、糸車等の道具の復元。
・2011年 同事業2年目、房州の漁師から木綿の漁網制作の技法を学び市民に紹介、技法を用いたハンモック制作、ワークショップ展開。
・2012年 同事業3年目、糸から布へのワークショップ。「房州縞帳」完成、都内、千葉県内3カ所で「房州縞帳展」を開催。
・2013年 書籍出版のため、公益財団法人 土屋文化振興財団の助成を受ける。鴨川市郷土資料館はじめ房総の各資料館での調査。地元の方たちからの聴き書き。
・2021年 7月『綿・糸・布 房州じんのを読み解く』を出版。10月出版記念展をもって活動を閉じる予定。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む