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商品説明
戦争末期に遂行された国策、満洲報国農場。戦時には70近くもの農場が存在したが、東京農業大学の実習生や多くの若者たちが辛酸を嘗め、死へと追いこまれた。農学が、大学が、棄民に加担した事実に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
戦争末期の1943年から遂行された国策、満洲報国農場。終戦時には70近くの農場が存在したが、その実態は長く顧みられずにきた。農林省の役人や農学者たちが牽引したこの国策により、東京農業大学の実習生や多くの若者たちが辛酸を嘗め、死へと追いこまれた。命を支える農業を研究する農学が、そして学生を育むべき大学が、棄民に加担した事実に迫る。【商品解説】
目次
- 序 満洲の「忘れ草」――農業,学問,戦争のあいだ…………… 藤原辰史
- 問題意識の在り処/体験者の俳句から
- 第一章 東京農大満洲農場の記憶――国家は学生を盾にし,大学はかれらを見すてた…………… 足達太郎
- 満洲への夢とあこがれ/満洲の実習農場でおこったこと/戦時下の学制と東京農大/教育の大陸移駐化/農場の建設/太田正充の経歴/湖北農場での実習生活/八期生の満洲渡航/ソ連の参戦/農場からの脱出/逃避行/しのびよる冬と死の影/三次隊の運命と太田の死/生還学生と東京農大の戦後/慰霊と贖罪/新学科の設立/「農学と戦争」の歴史をどうつたえるのか
- 第二章 国策と学問が手を結ぶとき――大学はなぜ「報国農場」を推進したのか…………… 小塩海平
- 「寂」の慰霊碑/東京農大の「生みの親」と「育ての親」/榎本武揚の殖民論/明治農学の祖,横井時敬/第二代学長吉川祐輝の満洲農業科構想と第三代学長佐藤寛次/東京農大満洲報国農場の設置/報国農場の発案者,杉野忠夫/杉野忠夫の満洲開拓理論/学生の帰還と大学の対応/佐藤寛次の失脚と第四代学長千葉三郎/農業拓殖学科の設置と初代学科長杉野忠夫
- 第三章 満洲移民はいかにして農学の課題となったのか――橋本傳左衛門の理論と思想から考える…………… 藤原辰史
著者紹介
足達太郎
- 略歴
- 〈足達太郎〉1963年奈良県生まれ。東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科教授。
〈小塩海平〉1966年静岡県生まれ。東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科教授。
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