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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/11/30
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:20cm/341,4p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-00-061438-2
紙の本
ドキュメント日銀漂流 試練と苦悩の四半世紀
著者 西野智彦 (著)
【石橋湛山賞(第42回)】ゼロ金利、量的緩和、インフレ目標…。異例の金融政策の背後で、いかなる駆け引きが行われていたのか。1998年の日銀法施行以来、後退戦を余儀なくされ...
ドキュメント日銀漂流 試練と苦悩の四半世紀
ドキュメント 日銀漂流 試練と苦悩の四半世紀
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商品説明
【石橋湛山賞(第42回)】ゼロ金利、量的緩和、インフレ目標…。異例の金融政策の背後で、いかなる駆け引きが行われていたのか。1998年の日銀法施行以来、後退戦を余儀なくされてきた新日銀歴代総裁。その苦闘の歴史を詳細にドキュメントする。【「TRC MARC」の商品解説】
ゼロ金利、量的緩和、インフレ目標、政府との共同声明、異次元緩和——。異例の金融政策の背後で、いかなる議論や駆け引きが行われていたのか。日銀法改正から菅政権発足まで。日銀に密かに眠るオーラルヒストリーを基に、悲願の「独立性」を追い求めて後退戦を余儀なくされてきた新日銀歴代総裁の苦闘の歴史を白日の下に晒す。【商品解説】
目次
- まえがき
- プロローグ 「独立」への旅の始まり
- 第1章 「松下時代」 日銀法改正と金融危機 1996〜19989
- I お銚子をさっと引き揚げるように/最大限の独立性付与を/「ピュア・セントラルバンク」の影/冷徹なるリアリズムと為替介入権/日本国憲法の高き壁/副総裁への上訴/「独立性」の天王山/自民党の不満、放たれた矢
- II 組織改革と迫りくる危機/デフォルトは「パンドラの箱」/拓銀破綻とW杯サッカーの夜/山一特融は是か非か/一一・二六事件の恐怖
- 第2章 「速水時代」 独立性という陥穽 1998〜2003
- I 瓦解した「権威」/組織の沈滞、理事の自殺/幻の日米会談と政策発動/苦肉のゼロ金利政策/返り討ちと「青春のペーパー」/「日銀理論」への異論
著者紹介
西野智彦
- 略歴
- 〈西野智彦〉1958年長崎県生まれ。慶應義塾大学卒業。時事通信社で編集局、TBSテレビで報道局に所属した。著書に「検証経済迷走」「検証経済暗雲」「平成金融史」など。
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歴史書になっている
2021/06/08 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る
1996年に日銀総裁に就任した松下康雄氏から現在の黒田東彦氏に至るまでの25年間における金融史を、日銀総裁の目線、中央銀行の目線で書かれています。バブル崩壊後の長期株式相場の低迷、デフレ経済からの脱却という課題にいかに対応してきたのか。個人的には少し日銀、日銀総裁に対して厳しいコメントもあるように感じました。
前半部分は、「問題先送り体質」と「先送りできなくなった金融機関の苦闘」を振り返る歴史書として、課題先進国・日本から多くの示唆を得る書として読み進む価値があると思います。私はこの歴史の渦中にいましたが、「そういうこともあったな」とか、「そういう背景があったのか」など、自分なりに整理するのに役に立ちました。