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紙の本
原発プロパガンダ (岩波新書 新赤版)
著者 本間 龍 (著)
なぜ多くの国民が原子力推進を肯定してきたのか。そこには日本独特の広告代理店システムを駆使した「安全神話」の刷り込みがあった。40余年にわたる国民的洗脳の実態と、その実行主...
原発プロパガンダ (岩波新書 新赤版)
原発プロパガンダ
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商品説明
なぜ多くの国民が原子力推進を肯定してきたのか。そこには日本独特の広告代理店システムを駆使した「安全神話」の刷り込みがあった。40余年にわたる国民的洗脳の実態と、その実行主体と協力者、手法と事例を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
巨大な電力マネーと日本独自の広告代理店システムが実現した「安全神話」「豊かな生活」の刷り込みの歴史。【本の内容】
目次
- はじめに
- 序 章「欺瞞」と「恫喝」
- 「プロパガンダ」とは何か/ヒトラーの「反省」/日本における結実/原発プロパガンダを流布したメディア/原発プロパガンダのキャッチフレーズ/二兆四〇〇〇億円の宣伝広告費/ 「刷り込み」を担った広告代理店/原発立地県と消費地で異なるメッセージ/東京電力広告費、膨張の歴史/原発広告の特異な二面性/広告こそ原発プロパガンダの力の源泉/原発プロパガンディストたち/原発プロパガンダの構成要素
- 第1章 原発プロパガンダの黎明期(一九六八~七九)
- 最初の原発広告 福井新聞(六八年)/福島でも原発広告の掲載開始/一九七四年、朝日新聞に出稿開始/電通の圧力でテレビ局を退社に追い込まれた田原総一朗氏(七六年)/続々と稼働する原発/最初の警告 スリーマイル島事故と新聞出稿(七九年)
- 第2章 原発プロパガンダの発展期(一九八〇~八九)
- 飛躍的に増加する出稿/原発先進県 福井と福島の相違/チェルノブイリ事故を越えて(八八年)/それでも出稿が伸びた東奥日報(八六年)/ 『広告批評』天野祐吉氏の警告(八七年)/ローカルテレビ局への圧力①「核まいね」事件(八八年)
著者紹介
本間 龍
- 略歴
- 〈本間龍〉1962年生まれ。著述家。著書に「「懲役」を知っていますか?」「原発広告」「名もなき受刑者たちへ」など。
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紙の本
原発安全神話洗脳の歴史
2016/07/25 09:44
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pipi - この投稿者のレビュー一覧を見る
広告業界の良心のなさ、無責任さが手に取るようにわかる。原発事故が発生した後ですら、なりふり構わず原発広告を受注する業界にはあきれるを通り越して、ただただ脱力。でもそんな広告を素直に信じるほど国民はバカではない。
電子書籍
プロパガンダ?
2016/09/11 16:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ken_matsu - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中のトレンドは代理店、特に電通が作っている、ということは経験上(1年とはいえ博報堂にお世話になった身としては)十分わかっている。当然、原発の宣伝活動に代理店が関わらないわけはない。が。それは「プロパガンダ」と言えるほど成功した、と言えるのか。原発が100%安全だ、など誰も本音では思っていまい。3.11も「あー本当に起きちゃったんだ」というのが本当の実感ではないのか。そしてこれはエゴだが、自分が安全であることに心の底の部分では安心している。これ、僕だけが特別だとは全く思わない。ある意味、それが多数であることは「プロパガンダ」の成功だと(つまり原発のネガティブなところを日常から「忘れさせた」こと)いうことかもしれないが、みんなそんなにバカじゃないだろ。立場が変われば平気で「ウソ」もつくようになるのさ。本音を押し隠して「和」を尊ぶ(笑)こんなとこは日本社会の大キライなところだけど、その上に今の幸福があるのも事実なわけで。ただ、確かに地域独占企業で宣伝の必要のない東京電力が湯水のように無駄と思えるPR費を我々が払う電気料金から支出しているのは腹がたつが。「プロパガンダ」を歴史的に整理した本書のは一定の価値はあると思うが、最後、じゃあどうするのとこで、自分の頭で考えることだ、というのはいいとしてネットの情報に頼れ、というのは苦笑でしかない。残念なので星は0.5減点。