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百姓一揆
著者 若尾政希著
「反体制運動ではなかった」,「竹槍や蓆旗(むしろばた)は使われなかった」――百姓一揆の歴史像は,研究の進展によって大きく転換した.なぜ百姓は,訴訟や一揆を通して粘り強く自...
百姓一揆
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百姓一揆 (岩波新書 新赤版)
商品説明
「反体制運動ではなかった」,「竹槍や蓆旗(むしろばた)は使われなかった」――百姓一揆の歴史像は,研究の進展によって大きく転換した.なぜ百姓は,訴訟や一揆を通して粘り強く自己主張することができたのか.各地に残る「一揆物語」には,どんな思想が織りこまれているか.その独特のピープルズ・パワーから,近世という時代を考える.
目次
- 目 次
- はじめに
- 第一章 近世日本はどんな社会だったか
- 1 近世社会像の転換
- 2 転換の時代に生きて
- 第二章 百姓一揆像の転換
- 1 『民衆運動史』と展示「地鳴り山鳴り」と
- 2 百姓一揆像の転換
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紙の本
主題は百姓一揆物語
2020/01/08 21:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
百姓一揆そのものではなく、百姓一揆物語が主題。領主の「仁政」が失われた時、その回復運動として発生するのが百姓一揆で、「太平記」に代表される軍書の1ジャンルとして百姓一揆物語が成立。読書環境が整ったことにより、領主から百姓までが価値観を共有できたのが大きいようだ。
紙の本
自己表現手段としての百姓一揆
2018/11/18 13:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
百姓だって人間である。いつの時代も平和に暮らしたい。それを妨害するものについては、我慢の限度を超えれば、それなりの対応を採らざるを得ない。百姓一揆は、ある意味で切羽詰まった百姓の自己表現である。
本書は、江戸時代を中心に百姓一揆の形態を事例を挙げて示している。国の根本であり人口の多数を占めた百姓が一個をどのように起こしたか知り、その時代の一端を学べるものである。