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紙の本
視覚化する味覚 食を彩る資本主義 (岩波新書 新赤版)
著者 久野 愛 (著)
なぜ人は、ある特定の色をその食べ物の「自然な(あるべき)」色だと思うのか。食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、...
視覚化する味覚 食を彩る資本主義 (岩波新書 新赤版)
視覚化する味覚
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商品説明
なぜ人は、ある特定の色をその食べ物の「自然な(あるべき)」色だと思うのか。食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、感覚史研究の実践によりひもとく。【「TRC MARC」の商品解説】
現代の色彩豊かな視覚環境の下ではほとんど意識されないが、私たちが認識する「自然な(あるべき)」色の多くは、経済・政治・社会の複雑な絡み合いの中で歴史的に構築されたものである。食べ物の色に焦点を当て、資本主義の発展とともに色の持つ意味や価値がどのように変化してきたのかを、感覚史研究の実践によりひもとく。【商品解説】
食べ物の色がいかなる意味や価値を持ち、変化してきたのかを、感覚史研究の実践によりひもとく。【本の内容】
目次
- まえがき
- 第一部 近代視覚文化の誕生
- 第一章 感覚の帝国
- 味と色の瞑想/大量生産時代の到来/感覚産業複合体
- 第二章 色と科学とモダニティ
- 消費資本主義の台頭と色彩革命/色彩科学と色の客体化/色のプロフェッショナルの誕生/複製技術と味覚の表象/文字から絵、モノクロからカラーへ/「自然」な色の再現
- 第三章 産業と政府が作り出す色——食品着色ビジネスの誕生
- 合成着色料の誕生/産業化する食品着色ビジネス/食品規制が作り出す市場/「おいしそう」は安全か?/赤色の恐怖
- 【コラム】食品サンプル
著者紹介
久野 愛
- 略歴
- 〈久野愛〉デラウエア大学歴史学研究科修了(Ph.D.,歴史学)。東京大学大学院情報学環准教授。
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んんん、アメリカ的
2021/12/20 21:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
口絵にあるゼリーの広告が強烈、アメリカで20世紀初めから半ばまで人気を博したという「ジェロー」、お湯を混ぜて固めるだけでゼリーができるという簡便さと様々な色を取りそろえたということも人気に拍車をかけたという、んんん、アメリカ的。
紙の本
面白い視点の1冊
2021/12/16 07:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「食べ物の色のイメージは、商業的なもの」という、今までになかった視点でものを見る、画期的な1冊です。我々の食べ物の色のイメージは作られたものであることを、当書が解き明かしています。
著者の視点の良さに感心する1冊でした。
電子書籍
色と味覚
2023/02/13 19:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういう見方があるのかと思いました。しかし、料理にしても、皆さん、彩りや盛り付けを大切にしますもんね。視覚と味覚、哲学ではなく、学問の一つだと感じました。もう少し詳しく読みたくなりました
紙の本
もっと知りたい。
2022/04/02 22:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
美味しそうだと感じる色とは、売るために作られた色なのかもしれない。
美味しそうな色が誕生する歴史も知った。