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戦争と罪責 (岩波現代文庫 社会)
著者 野田正彰 (著)
集団に順応することを求められる社会において、抑圧された「個」の感情をいかにして回復するのか? 精神医学者が、戦場で残虐行為を行った兵士たちへの丹念な聞き取りを通して、心の...
戦争と罪責 (岩波現代文庫 社会)
戦争と罪責
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商品説明
集団に順応することを求められる社会において、抑圧された「個」の感情をいかにして回復するのか? 精神医学者が、戦場で残虐行為を行った兵士たちへの丹念な聞き取りを通して、心の中の欠落と抑圧を解明する。【「TRC MARC」の商品解説】
戦争の時代、そして戦後を通じて、日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた。戦地で残虐な行為を行った将校、軍医、憲兵……。彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか。精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する。罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る。【商品解説】
目次
- 序章 罪の意識を抑圧してきた文化
- 第一章 集団への埋没
- 第二章 道ならぬ道
- 第三章 心を病む将兵たち
- 第四章 戦犯処理
- 第五章 坦白、認罪
- 第六章 悲しむ心
- 第七章 過剰適応
- 第八章 服従への逃避
- 第九章 無邪気な悪人
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精神病理学者の考察
2023/08/10 18:49
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦場で前逆な行為に手を染めた元兵士たちに、精神病理学者である著者が聞き取りをし、考察をした一冊。
なぜそのような行為をし、何を感じたのか、その後その罪とどう向き合ってきたのか…。丹念な聞き取りと、著者の分析が続く。
どの事例も、非常に興味深く、難解だが、惹きつけられる。
《「戦争は人間を残酷にする」とよく言われる。だがそのような一般化は思考の怠惰である》
《このような感情麻痺は、戦後の日本人に持続していたのではないか》
などなど、考えさせられる投げかけも多々。