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  • カテゴリ:幼児 小学生
  • 発行年月:1986.11
  • 出版社: 偕成社
  • サイズ:25cm/1冊
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:4-03-327330-1
絵本

ぼくのだいじなあおいふね

税込 1,320 12pt

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

難聴のおとこのこの日常がさりげなく描かれている作品

2010/07/03 23:33

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公はベン。

おとうさん、おかあさん、ルーシーねえさんと一緒に住んでいる。

最初のページでは彼については、
「ベンという おとこのこが いました」という説明のみで、
すぐに家族の説明に入っているが、
絵を見てわかる人には彼が補聴器を付けているということがわかる。

おうちやにわのなしの木の説明があり、
そして、ルーシーのこととベンのことの説明。

ここで彼が4歳で、耳がよく聞こえないので、
補聴器を付けていると紹介される。

そして、耳がよく聞こえないベンに、ジョーンズさんという、
聞き方や話し方を教えてくれる先生が来ることも説明される。

ベンは、相手の口を見て話を聞く。

ジョーンズ先生とお話しするときもその練習をする。

ベンは先生と同じように口を動かして声を出す練習をする。

「あおい ふね」を発音できたら、先生は、ベンをほめて、
その「あおい ふね」をプレゼントしてくれた。

ここで、話をするときに早くしゃべったり、
後ろや横を向いたままベンに顔を見せないで話すと、
その人が何を言っているかわからなくて、
ベンはとても悲しくなると書かれている。

さりげなく、耳が聞こえにくい人と話すときに注意することにふれているのだ。

ジョーンズ先生や両親やお姉さんは、
口の動きが見えるようにはっきりとしゃべってくれるのだ。

ベンは、みんなが何を言っているのかよくわかり、たくさんの言葉を覚えた。

機械で耳の聞こえ方を検査したり、
毎朝自分で補聴器を付けたりするという
耳が聞こえづらいことによって起こる出来事や日常が淡々と語られている。

そして同時に、テレビを見るのが好きで、動物の出てくる番組が好きといった
姉のルーシーと同じ一面もある。

ベンは、聞こえる子とちがうところもあって、同じところもあるのだ。

周りにいて一緒に育っていれば、それは当たり前のことだが、
知らないと、本当は何に困っていて、何ができるのかわからないものである。

障害のある子もない子も一緒に身近に育っている環境が一番いいのだが、
そうでなくても、こういった本は知識や経験を補ってくれる。

本書の文は、慢性病の子どもとその家族のケースワークをしながら、
研究を続けているピーター=ジョーンズが書き、
絵は、うさこちゃん/ミッフィーシリーズのディック=ブルーナが描いた。

彼らは、あとがきとして「お母さん、お父さんへ」というメッセージを記している。

その中で、「障害のあるなしにかかわらず、
子どもたちがお互いに理解しあい、
共に生きていく助けになればよい」と願っていること、

聴覚に障害のある子どもは、外見だけではわかりにくいこともあり、
社会生活の中で誤解をされることが多いこと、

聞き取りにくいところを見る力で補おうと、
常に全神経を活動させていること、

ゆえに毎日の生活で直面している悩みも多いことなどが書かれている。

このあとがきは1ページに要点を分かりやすくまとめている。

ディック=ブルーナといえば、『世界でいちばん愛される絵本たち』に
収録されていたインタビューを思い出す。

  一つの物語の流れにおいても全体的なバランスのよさが必要で、
  たとえばお話の中盤で悲しいできごとがあったとしても、
  最後にはちゃんと希望をもった終わり方でなければならないと思うんです。

『ミッフィーのおばあちゃん』で、死を描いたことについて語っていた中で
出てきた言葉である。

そして、すべての表現、線、色、文章をなるべく、できるかぎりシンプルにすることを
何よりも重要なことと考えているとも書かれていた。

それが本書でもその通りに表現されている。

日本語に翻訳されているディック=ブルーナ作品は、
ほとんどが、うさこちゃん/ミッフィーである。

本書は、偕成社の「障害者から学ぶ絵本」として出版されており、
ブルーナ作品の中では異色となる。

「障害者から学ぶ絵本」は、「耳の不自由な友だちを描いた絵本」、
「障害を負わされた子を知る絵本」などがある。

偕成社のこのシリーズは、初版が1970年代から90年代なのだが、
「障害者を理解する本・絵本10巻セット」として
今もすぐに入手できるものがある。

このシリーズの本といえば、『ボスがきた』を思い出し、当時、偕成社の編集長だった鴻池守氏(残念ながら昨年亡くなった。)を思い出す。

本日、誰もが読める絵本についての講演会を開催したのだが、
ここでも日本の布の絵本の制作者たちが口にするのは鴻池さんのことだった。

バリアフリー図書は、「FOR」と「BY」と「ABOUT」に分けられる。

『ボスがきた』のような障害のある本人が作った本は「BY」、

布の絵本は障害のある子どもを含めたすべての子どもを対象とした本、
また、さわる絵本は主に見えない子どもを対象とした本なので「FOR]、

本書のような障害理解のために障害のある子の日常を描いた本は「ABOUT」にあたる。

出版点数が少なかったり、布の絵本やさわる絵本のように
基本的に手作りだったりする貴重な本ばかりだが、
こういったジャンルがあることを多くの方に知ってほしいと思う。

そして、70年代から90年代にかけて出版界でこの分野に尽力された方がいたこと、
その精神を受け継いで活動を続けている人たちがいることをぜひ伝えたい。

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2015/07/30 20:19

投稿元:ブクログ

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2015/08/22 23:21

投稿元:ブクログ

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2019/10/06 10:32

投稿元:ブクログ

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