はるのゆきだるま

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ポン太の母　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本との出会いは10年以上前になります。今は大学生になっている長男が小1の国語下の最後を飾っていたお話でした。音読の練習に付き合って聴いていたら、お話のかわいさ、優しさ、そして少しの後悔や切なさまでも感じて感動したことを覚えています。残念ながら次男の頃には教科書から外されてしまいましたが、その後読み聞かせ用の本を探していたら図書館で原本に出会いました。動物達の優しさ、そしてあまりにも純粋な雪だるま…最後に雪だるまがあった場所いっぱいに白い花が咲く情景は、子どもよりもむしろ大人に、何かを語りかけているような気がしてなりません。それが通り過ぎた幼い頃のことなのか、子どもたちが小さい頃に私にくれた様々な思い出なのかはわかりませんが、読むたびに胸に込み上げるものがあります。手に入れた今は、表紙を見るだけであたたかい気持ちになります。大切にします。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：かれん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

山の雪の中にぽつんと雪だるまが一人ぼっちで立っていました。
もう春はそこまで来ています。

動物達が、楽しそうに　麓まで春を捜しに出かけます。
でも、雪だるまは春を知りません。
　　そう。雪だるまは春が来ると解けてなくなってしまうから。
動物たちは、春の素晴らしさを　雪だるまに語ります。
でも、足のない雪だるまは動物たちと一緒に山を駆け降りることはできません。
そこで、こうさぎが、「春のおみやげ」を届ける約束をしました。

「春のおみやげ」を心待ちにする雪だるま、
しかし、動物達はなかなか帰ってきません。もう桜の花が咲こうとしているのに…。

雪解けから初春の山の移り変わりがとても良く描かれています。
動物達の春を待つウキウキする心、子どもたちも同じでしょう。

「春のおみやげ」を持って帰った時には、残念なことに　雪だるまは解けていました。
春爛漫な麓の風景に、心が躍り、約束を忘れてしまった動物達。
ちょっぴり寂しく、また、約束を守る大切さを語っています。
最後に、雪だるまから素敵なプレゼントが…。

春にぴったりな絵本。東京書籍版「あたらしい国語　2年下」に掲載。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：sor　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもの頃に読んだ絵本でした。一人ぼっちだったゆきだるまが、動物たちと友達になり、動物たちはゆきだるまに「はるのおみやげ」をもってくると約束をします。ですが動物たちがはるのおみやげをもってきた時には、ゆきだるまはとけてしまっていて…。とても悲しいと思いました。でも、大人になって読んで見たら、ゆきだるまがいた所に綺麗な花が咲いていて…という展開でした。素敵な場面を忘れていた様です。悲しいけど、心あたたまる話だなと思います。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ぽんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ゆきだるまはやはり冬のものですよねー。ゆきだるまに春を見せようとする動物たちの優しい心がいいですね。
こどもはそれほどだったみたいです。