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商品説明
【Bunkamuraドゥマゴ文学賞(第31回)】【講談社絵本賞(第53回)】【小学館児童出版文化賞(第71回)】おばあちゃんの部屋に飾ってある女の子の絵。「この子はだれ?」と聞いてみると、おばあちゃんは、子どものころの特別な思い出を話してくれて…。海が見えるアトリエで、絵描きさんと過ごしたたいせつな1週間を描いた絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
おばあちゃんの部屋には、女の子の絵がかざってある。「この子はだれ?」って聞いてみたら、「この子は、あたしよ」って教えてくれた。
びっくりするわたしに、おばあちゃんが話してくれたのは、海辺のアトリエに暮らす絵描きさんと過ごした夏の日のこと、おばあちゃんにとって、いつまでも色あせない、特別な思い出だった。
少女がのびのびと心を解放することができた宝物のような日々を、まるで映画のシーンのように見応えのある絵で描いた魅力的な絵本。【商品解説】
著者紹介
堀川理万子
- 略歴
- 〈堀川理万子〉1965年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。画家。絵本作家、イラストレーターとしても作品を発表。絵本に「ぼくのシチュー、ままのシチュー」「権大納言とおどるきのこ」など。
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紙の本
ゆるやかであることっていいなぁ
2023/04/16 08:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人はどのようにして本に出会うのだろうと
時々考えてしまうことがある。
堀川理万子さんの『海のアトリエ』という絵本を知ったのは、
NHKEテレで2022年12月から2023年1月にかけて放送されていた
「趣味どきっ! 読書の森へ 本の道しるべ」であった。
この番組では8人の本好きの人が
本について語るというもので、
堀川さんはそんな8人の中の一人だった。
堀川理万子さん。
1965年東京生まれ。画家として絵画作品による個展を定期的に開きながら、
絵本作家、イラストレーターとしても活躍してる人。
ただし、私はこの番組を見るまで
堀川さんのことも『海のアトリエ』のことも知らなかった。
『海のアトリエ』。
2021年5月に出た絵本。
絵本といってしまうと、どうしても幼児向けの出版物と思われがちだが、
この絵本はもっと幅広い読者に向けて描かれている。
この作品で、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、講談社絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。
堀川さんの代表作といっていい。
物語はいやなことがあって学校に行けなくなった少女と
そんな彼女を1週間だけ預かることになった画家の女性との交流を描いている。
画家のアトリエがあったのは海の近く。
そこで少女はなんとも緩やかな生活を送ることになる。
もちろん、女性のアトリエにはたくさんも本もある。
海岸で髪を風になびかせている少女と画家の姿に、
もしかしたら私たちが忘れているとても大切なものがあるように思えた。
人が一冊の本と出会えるのは
大きな偶然の営みかもしれない。
けれど、その偶然こそ大切なものに
この絵本と出会えて、思えた。
紙の本
繰り返し開く美しい絵本
2022/12/25 21:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろとこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が子供の頃に出会いたかった大人、したかった経験、味わいたかった時間、美しい世界を感じたくて、繰り返し開く一冊。子供の頃には得られなかったけれど、今からでも求めたい世界で、開くたびに幸せな気持ちになる。堀川さんの描く海、光、風、人は本当にすてき。こんな大人が側にいてくれたら少し違った人生を歩んでいたのではないか、とちょっとだけ残念に思わずにはいられない。
紙の本
素敵
2021/08/30 11:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
一枚の絵からおばあちゃんが語り始める、子どもの頃の絵描きさんとすごした一週間のお話。はー、なんて素敵な一週間なんだろう! あとがきを読むと、実際に著者が子どものころにであった絵描きさんがモデルとか。この作家さんの他の絵本も読んでみたい。
紙の本
うんうん
2023/09/30 23:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
おばあちゃんのこころに、子供の頃この海のアトリエですごした日々がずっと覚えていたいものとして残るのがよくわかる。この世界には素敵なものがあるということ。やりたいこと、好きなこと、選んだこと、選ばなかったことがほかでもない自分なんだろう、ということをこの少女になって知ったような、静かなキラキラが素晴らしかった。