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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2008/10/01
- 出版社: 偕成社
- サイズ:19cm/365p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-03-750090-0
読割 50
紙の本
天と地の守り人 第1部 (軽装版偕成社ポッシュ 「守り人」シリーズ)
行方不明の新ヨゴ皇国皇太子チャグム。チャグムを追ってひとりロタ王国へむかう女用心棒バルサ。壮大な物語の最終章『天と地の守り人』三部作の第一部。【「BOOK」データベースの...
天と地の守り人 第1部 (軽装版偕成社ポッシュ 「守り人」シリーズ)
守り人シリーズ電子版 8.天と地の守り人 第一部
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,900円(90pt)
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商品説明
行方不明の新ヨゴ皇国皇太子チャグム。チャグムを追ってひとりロタ王国へむかう女用心棒バルサ。壮大な物語の最終章『天と地の守り人』三部作の第一部。【「BOOK」データベースの商品解説】
行方不明の皇子チャグムを探して、女用心棒バルサはロタ王国へとむかう。タルシュ帝国の影が迫るなか、異界「ナユグ」にも大きな変化が迫っていた…。「守り人」シリーズ最終章となる3部作の第1弾。〔2006年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
上橋 菜穂子
- 略歴
- 〈上橋菜穂子〉立教大学博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリアのアボリジニを研究。川村学園女子大学准教授。「精霊の守り人」で野間児童文芸新人賞などを受賞。
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紙の本
守り人シリーズ、大団円に向けて
2008/12/08 14:33
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:菊理媛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天と地の守り人 第一部
「この作者の作品が、一番好きだ!」と、上橋菜穂子作品を読み終えたとき必ず思う。とはいえ、薄情なもので、他の作者の本を読んでいるときは、あっさり忘れて、その時読んでいる本に肩入れしていたりもするのだけれど。
上橋菜穂子の作品は、総じて全身をすっぽりと包み込んでくれるほどの深みがある。読んでいるとき、読者は俯瞰して物語を楽しんでいる身ではなく、どっぷりと作品の世界にはまりこみ、登場人物に憑依して物語の進行に身をゆだねざるを得ないような一体感で、喜びも悲しみも、痛みも癒しも体感するのだ。
主役が女性用心棒であるあたりがすでに珍しいが、その女性が実はお姫様であったり、絶世の美女というわけでもない。アニメではかなり美人で若く描かれていたが、本の中では三十路の短槍使いの女性としか表現されていない。その主役、バルサと不遇の太子チャグムの馴れ初めで始まった「守り人」シリーズ。この人気シリーズの説明は、今さらなので必要もないだろう。
本作品は、守り人シリーズに、(当時は幼かった)皇太子チャグムを主役として派生した別流「旅人」シリーズが合流し、シリーズの集大成として壮大な物語となっている。
個人の意志などではどうにもならないかのような、国と国との攻防のはざ間で、己の力なさを骨身の真まで思い知らされながらも、歯を食いしばって愛する故国のため、民のために自分のできることを成し遂げようとするチャグム。「精霊の守り人」で登場した、守られるばかりだった少年が、ここまで成長したのかと思うと、読んでいるこちらも感慨深いものがある。まして、バルサはどう思うだろうと考えるに、雛が翼の下から飛び立ってしまったような寂しさもあるのだろうなと旧知の友の心情を探るかのようにしみじみ思ってしまう。
ちょうどこの本を読み終える2日前に、「天と地の守り人 第二部」が届いた。早く続きを読みたくてうずうずしてはいるのだが、せめて第三部の発売予告が出るまでは、「お預け!」と自分に禁を課した。そうでもしないと、第三部が待ちきれなくて、禁断症状を起こすだろうと本気で思うからだ。
幼い自分を守るために命をかけてくれたバルサ。青年となったチャグムは、そのバルサに再び自分のために危険に身をさらして欲しいと、自らはとても言えないし、言いたくはないのだ。そんなチャグムを頼もしく思いながらも、わが子のことのように放っておけないバルサ。自分の知らないところでチャグムが危険にさらされるよりは、自分の体を張ってでもチャグムを守る方が気が休まるのだろう。缶バルへ向かうチャグムに随行を買って出た時、拒否しようとするチャグムに「私のことは私が決めるよ」と言い放つバルサ。バルサに再開できて嬉しいのは事実、ともに来て欲しいのも事実。それでも今の自分には、バルサのその行為に報いられる何も無い。その上、今回の道行きの危険度は前回の否ではない。
成長したチャグムは、それがわかるゆえに、バルサに自分とともに来て欲しいとはとても言えなかったのだろう。けれど、やはりバルサはともに行くのだ。「守り人シリーズ」の主役である短槍使いのバルサは、やはり「守り人」なのだから。
守る女槍使いバルサ。守られる運命の皇太子チャグム。バルサが帰る故郷はタンダ。シリーズでお馴染みのメンバーも、それぞれ自分の持ち場で危険と隣り合わせに頑張っている。みんながみんな頑張っているから、読者も必死に付いていこうという気持ちで、上橋ワールドの存亡を守り、旅するのだ。
電子書籍
全てのものがたりが一つに
2017/01/25 10:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄色い刀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までのバルサ・チャグムその他の多くの人々の物語が今ひとつの流れに繋がっていきます。
チャグムをはじめ、登場人物たちの成長した姿に胸が熱くなります。
紙の本
一気に読めます。
2016/10/05 21:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついつい一気に読んでしまう物語です。こういう人間だ、と一言では済ませることのない人々の描き方に圧倒されます。