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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 136件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/04/20
  • 出版社: KADOKAWA
  • サイズ:20cm/253p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-106657-7

紙の本

検事の信義 (佐方貞人シリーズ)

著者 柚月裕子 (著)

認知症の母を殺害して逮捕された息子の裁判を担当することになった、任官5年目の検事・佐方貞人。彼は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱き…。心ふるわす...

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検事の信義 (佐方貞人シリーズ)

税込 1,650 15pt

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商品説明

認知症の母を殺害して逮捕された息子の裁判を担当することになった、任官5年目の検事・佐方貞人。彼は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱き…。心ふるわすリーガル・ミステリー全4編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

作家デビュー10周年記念作品

映画化『孤狼の血』本屋大賞第2位『盤上の向日葵』の次は、これだ。
孤高の検事の男気と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!

任官5年目の検事・佐方貞人は、認知症だった母親を殺害して逮捕された息子・昌平の裁判を担当することになった。昌平は介護疲れから犯行に及んだと自供、事件は解決するかに見えた。しかし佐方は、遺体発見から逮捕まで「空白の2時間」があることに疑問を抱く。独自に聞き取りを進めると、やがて見えてきたのは昌平の意外な素顔だった……。(「信義を守る」)



【商品解説】

収録作品一覧

裁きを望む 5−61
恨みを刻む 63−106
正義を質す 107−150

著者紹介

柚月裕子

略歴
〈柚月裕子〉1968年生まれ。岩手県出身。「臨床真理」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。「孤狼の血」で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。

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みんなのレビュー136件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

信念の検事佐方貞人

2020/02/13 18:36

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は柚月裕子の佐方検事シリーズの最近出版された単行本である。この単行本のために書き下ろしたのではなく、月刊雑誌に書いていた短編を集約して単行本として出版したものである。したがって、本書では4つの短編が収録されている。佐方シリーズでは検事を辞して弁護士になってからの作品もあるが、また検事時代の活躍譚である。

 やはり法廷モノに近いので、このシリーズを読んでいると、大岡昇平の『事件』を想起する。事件は弁護士が主人公だが、本シリーズは検事が主役である。本書の4編のうち、最後の「検事の信義」が本書のタイトルになっている。雑誌に掲載されたもので、しかも短編なので、一つ一つの作品の質には波がある。単に検事の仕事の一端を示し、解決編がないものまである。

 主人公佐方検事の特徴は検察内部の事情はほぼ考慮していない点であろう。こんなに信念を曲げず、頑張りとおすことができるのは、よほどの変わり者であろう。現実の組織の中では生きていけない。誰しも自分の過ちや弱点を晒すだけの気概を持ち合わせていないからである。もし、気概を持っていて、それを実践したならば、たちまち干されてしまうであろう。だからこそ、本書の読者は佐方に対して痛快感を覚えるのである。

 最近、検事や判事が登場する小説が増えて、裁判が身近になってきたような気がする。本書でも検察内部での不祥事が世間を騒がせた点を取り上げて、時事的な感度も上がっているようだ。佐方検事シリーズは終わったと思っていたが、復活したのは読者としては嬉しい。早速、テレビドラマ化もされたようである。

 弁護士に比べれば組織で戦う分、検事は制約が多いであろう。その点で破天荒な弁護士の活躍も結構なのだが、佐方のように信念をもって法を執行する職分の活躍は新鮮でかつ印象に残る。再登場を期待したい。

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紙の本

これまでほどの派手さはないが

2021/05/04 10:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る

劇的な展開はないが、検事・佐方の変わらない生きざまは堪能できる。
が、そろそろ検事職にとどまることが難しくなってきたかも。
もし続きがあるとすれば、次作あたりで検事を辞める展開になるのかも。

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電子書籍

惑わされない

2020/03/31 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズは、今まで全作読んでいますが、検事としての佐方の一貫した、まっとうに罪は裁かれるべきだという信念がずっと根底にあり、上辺だけに惑わされない確かな眼力が安定感をもたらしています。作者の別の凶犬の眼シリーズを読んでいた私としては、思わぬところで、この主人公と再会できた喜びもありました。こちらを読んでいなくても、十分に読み応えはありますが、1つの時間を色々な角度から見られる面白さもあると思います。

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電子書籍

★★★

2020/10/07 13:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハマさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐方貞人シリーズ第4作
ここまでくるとちょっと苦しいか

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紙の本

短編集で読みやすい本

2020/02/02 18:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

検事が小さな事柄から真実を見つけて正当に罪を償わせるという本。短編集なので隙間時間に読める。テレビドラマの「HERO」と似た路線。

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電子書籍

これから

2019/05/22 21:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あきあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

これから読む方にとってこの本は最高の一冊となるでしょう。様々に張り巡らされる伏線その全てを回収して行く爽快感、是非お試しを

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紙の本

短編

2019/05/06 17:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

4編の短編です。認知症の母を殺して逮捕された息子。その事件を担当することになった検事は空白の2時間に気がつく。

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2019/07/24 23:03

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2020/07/26 18:36

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2019/10/27 16:37

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2020/05/02 23:55

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2019/05/01 06:00

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2019/07/08 11:43

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2019/05/25 21:28

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2019/04/28 23:14

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