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読割 50
紙の本
最後の晩ごはん 15 初恋と鮭の包み焼き (角川文庫)
著者 椹野道流 (著)
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く、元俳優の五十嵐海里。朗読劇への出演を目指すが、作家の淡海が手掛けた登場人物にどうしても感情移入できない。そこで眼鏡の付喪神・ロイドととも...
最後の晩ごはん 15 初恋と鮭の包み焼き (角川文庫)
最後の晩ごはん 初恋と鮭の包み焼き
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商品説明
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く、元俳優の五十嵐海里。朗読劇への出演を目指すが、作家の淡海が手掛けた登場人物にどうしても感情移入できない。そこで眼鏡の付喪神・ロイドとともに、淡海の取材に同行することに…。【「TRC MARC」の商品解説】
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く、元俳優の五十嵐海里。
バイト先のカフェ兼バーで、朗読劇への出演を目指し、
演じることに再び向き合うことになるが、
作家の淡海が手掛けた登場人物にどうしても感情移入できない。
そこで人の姿になれる眼鏡のつくも神、ロイドとともに、
淡海の取材に同行することに。
しかしロイドが、淡海の中に存在するはずの、
彼の死んだ妹の気配を感じられないと言い出して……。
大人の青春お料理小説、第15弾!
【商品解説】
著者紹介
椹野道流
- 略歴
- 作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。
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紙の本
淡海先生の妹
2021/07/28 21:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻目に出てきた淡海先生の妹さん、最後の晩ごはんを食べて心残りなく旅立っていく……というパターンを踏まなかったので、淡海先生が天寿を全うするまでこのままずっと一緒にいるのかなと何となく思ってたので、13巻挟んでのこの展開はちょっと意外でした。
妹さんの話を聞くと納得の展開ではあるんですけど。
本当にしっかりした、兄思いの妹さんだー。
紙の本
ほっこりしてほろりと泣ける小説です
2021/04/30 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
出てくる料理がどれもおいしそうな上に、料理にまつわる話は読んでいてジーンと沁みます。シリーズ物だが飽きが来ない作品です。
紙の本
良いです。
2021/04/01 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スッチー - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いです。とても面白いです。興味のある方にはオススメです。読みやすいですし、とても分かりやすいです。良いです。
紙の本
無敵の理由
2022/08/14 07:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ15
海里は朗読劇の役に感情移入できないと悩みの渦の中
演じることに難しさがそこにあるのがわかる。
そして、原作者の淡海先生と妹の関係
(二人はこのまま続くのかと思っていたのですがそうではなかった)
彼がどうしてためらいもなくああいう行動ができたことの理由付けとか
なんとなくようやくすとんと落ちてきた。
海里と違って許すとかそういう気持ちにはなれないけれど
ああ、あんな酷いことできたのはそういう理由かと・・・
(無敵って怖い)
それを妹がきちんと見てとれて、
自分の有り様を選択したことはとても納得できました。
だからと言って淡海先生のしたことを私が納得できたというわけではありません。
ただ、この巻の淡海先生の創造するということに対する言葉には共感するものがありました。
その中にはさまれた一憲夫婦の案件
ちょっと綺麗すぎるかなと思うけれど
簡単ではないそこにたどりついた夫婦とその家族たちに幸あれと
思わずにはいられない件でした。
綺麗すぎてもそこは良い気がする。
(一憲兄は海里に対してそう思っていたのか!って思うと
なんだか嬉しい)
「花束をめぐる諍い」がどうなるのかとてもきになります。
片付くことと途上のことが絡みあう
それが人生であるのだなぁとしみじみ思った巻です。
ここ最近の巻で時々はさまれる夏神さんの
懐かしいメニュー(復刻アレンジ)はなんかとても心に染みてきます。
そして帯にも謳われていた
「人間は、ただのデータバンクじゃない。
思い出を保存する器は、心なんだ」の文章
通りなのだろうなぁと思います。
紙の本
着々と…
2021/03/09 09:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミミアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちに待った15巻!
予約して発売当日入手した。
同じくファンの友人と「完結はどうなるのかなぁ?」と話しつつ読み進めているシリーズ。
今回はレギュラーメンバーの1人が、1つ階段を上がった。そう収まったか!!と。
ちょっと今回は穏やかに進んだ感がある。
さて、次回は誰がステップアップするのだろう。もう、次回が楽しみだ。
紙の本
海里の乖離。
2022/02/11 10:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
俳優が身体化することで、その俳優の解釈したキャラが立ち上がるというのが、原作のある演劇の醍醐味なのだろう。
解釈違いとか原理的原作主義とかで揉めるところかもしれないが、だからこそそれが楽しいというべきか。
身体化する以前にそのキャラを拒絶してしまいそうになる海里。
かつて海里に企みを仕掛け、どう動くのか観察し、自身のネタにしようとした、作家の業とでもいうべきものを抱えた淡海。
しかしその淡海の傲慢さのよりどころとでもいうべき存在になってしまった、淡海の妹の成仏(昇天?)によって、またその関係性も変わっていきそうな気配が。
現時点で次巻を読んでいないので、どう話がさらに転がるのかが楽しみ。
紙の本
海里は成長する
2021/03/08 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡海先生の中にいる妹の魂は、とうとう出ていくことになる
先生も妹に依存することから脱却して成長せねばならないし、
海里も演じることに向き合う。
演じる人物になり切らなくとも、好きにならなくとも、演じることはできる。
感情は移入する必要があるが一体とならなくてもよい。
兄夫婦の決断が海里を成長させる。