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紙の本
姫君と侍女 明治東京なぞとき主従 (角川文庫)
著者 伊勢村 朱音 (著),けーしん (イラスト)
【角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉(第7回)】【角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉(第7回)】明治5年の東京。大店の娘で15歳の佳代は、旧大名深水家で風変わりな...
姫君と侍女 明治東京なぞとき主従 (角川文庫)
姫君と侍女 明治東京なぞとき主従
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商品説明
【角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉(第7回)】【角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉(第7回)】明治5年の東京。大店の娘で15歳の佳代は、旧大名深水家で風変わりな雪姫の侍女として奉公していた。だがその春、お家の一大事が起き、雪姫は頭脳で立ち向かい、佳代も絵の才能を発揮し…。『カクヨム』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
時は、明治5年の東京。
日本橋の大店の娘で15歳の佳代(かよ)は、旧大名深水家のお屋敷で、美しいが風変わりな姫君・雪姫(ゆきひめ)の侍女として行儀見習いの奉公をしていた。
だがその春、湯島聖堂博覧会で展示されていた徳川家康愛鳥の鷹の掛け軸が消えた。
掛け軸の預け主で、最後に会場に入って観覧していたのは深水家。
その中に盗人がいるのではと疑ったポリスが屋敷に乗り込んでくる。
お家の一大事に、持ち前の頭脳で立ち向かうは雪姫。
そして、佳代も隠していた天才的な絵の才能――目に見たそのままを絵に描く力を発揮することになり……!
幕末維新の動乱の名残り色濃い東京で、姫君と侍女がともに抱く大きな夢とは――?
主従バディが新しい時代に躍動する、胸のすく青春なぞとき物語!
第7回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉〈読者賞〉ダブル受賞作!!【商品解説】
目次
- 序章
- 第一章 旧大名深水家の鷹
- 第二章 鬼の青い顔
著者紹介
伊勢村 朱音
- 略歴
- 京都府出身。小説投稿サイトにて活動し、2021年、「姫君と侍女は文明開化の夢を見る~明治東京なぞとき譚」(澄田こころ名義)で第7回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉〈読者賞〉を受賞。2022年、受賞作を改稿・改題した『姫君と侍女 明治東京なぞとき主従』でデビュー。
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江戸の日常系ミステリー?
2023/01/20 02:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治維新後の江戸で、倒幕の影響を受けた大名家の姫と、姫に奉公する商家出身の侍女の日常系ミステリー。
聡明で才気煥発な姫様の手足となって、ポンコツ気味だけど絵への情熱にあふれた侍女が奔走する安楽椅子探偵のような構成だが、二人が互いを補い合い影響を与え合っている様子がよくわかって楽しかった。
周くんの恋は実るのだろうか。
夢に向かって突き進みたい二人に割って入るにしてもついていくにしてもなかなか大変そうだけど。
巻末の参考資料の数もすごいし、これで終わっては惜しいから続きを楽しみにしたい。