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紙の本
後巷説百物語 (角川文庫 KWAI BOOKS)
著者 京極 夏彦 (著)
文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。一白翁と名のるこの老人、若...
後巷説百物語 (角川文庫 KWAI BOOKS)
後巷説百物語
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商品説明
文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。一白翁と名のるこの老人、若い頃怪異譚を求めて諸国を巡ったほどの不思議話好き。奇妙な体験談を随分と沢山持っていた。翁は静かに、そしてゆっくりと、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞の妖怪時代小説の金字塔。【「BOOK」データベースの商品解説】
【直木賞(130(2003下半期))】【「TRC MARC」の商品解説】
文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作らは、ある伝説の真偽を確かめるべく隠居老人・一白翁を訪ねた。翁は静かに、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞作。妖怪時代小説の金字塔!【商品解説】
収録作品一覧
赤えいの魚 | 5−175 | |
---|---|---|
天火 | 177−331 | |
手負蛇 | 333−447 |
著者紹介
京極 夏彦
- 略歴
- 京極夏彦 1963年(昭和38年) 生まれ。北海道出身。2004年『後巷説百物語』で第130回直木賞を受賞。
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電子書籍
「彼岸に揺れ、此岸に戻る」
2017/10/25 00:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
百介の晩年の話。シリーズの最後に読んだほうがよい。
嘘を嘘と承知で信じ込み、夢を夢と知ってい乍ら信じ込む。
その夢の中でしか健やかに生きる術はないから。
だから又市は人に夢を見させ続けた…。
又市と関わったほんの僅かな時間、百介は確かに生きていた。
だが、覚悟がない自分が又市たちと同じ此岸で生きていくことはできないと思った。だから旅をやめ、怪異を書くのを封印した。
又市が自分を頼りにすることなどないと思っていた。
それが。
又市が自分を信頼してくれていたと知った百介は、もう一度、生を受けたのではないかと思う。
このシリーズの中で最も読みにくい。だが、読んでよかった。じんわりと沁みる。流石の一言。
紙の本
このシリーズ大好きです。
2012/07/30 17:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MOG - この投稿者のレビュー一覧を見る
京極夏彦氏の作品の中で、一番「巷説」シリーズが好きです。
一番登場人物が人間臭くて、読んでいて切なくなります。
それなのに、この本だけ買い忘れていたのがわかって、
慌てて購入しました。
巷説シリーズは、私の一押しです。
紙の本
シリーズ愛読者には感慨深い巻
2018/10/14 14:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
巷説シリーズ第3弾。今回、又市は過去の回想でのみ登場、そしてその回想の語り手は一白翁こと百介。シリーズを順に追ってきた人にとってはなんとも感慨深い巻であるとともに、どこか寂しく感じられました。各短編はいつも通りの巷説物語。最終話では一白翁が、とある目的を持って百物語の会に参加。最後まで誰かにしっかりと振り回されており、やっぱり最後まで百介は百介でした。
紙の本
話が複雑化した印象
2015/08/20 00:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岡百介が一白翁と名乗るようになり、ひとりの少女とのひそやかな暮らしを送るようになった、明治十年が舞台。
今回は、四人の若者が持ち込む事件を、一白翁が自身の体験談をもとに「解決」する。語り部は、百介であり、一白翁でもある。
明治十年の事件と、過去の事件の両方を一度に理解しなければならないので、少し疲れる。また、一味の登場場面は少ない。
少ないけれど、一白翁の語りの中に、一味との記憶に対する愛着が感じられる。
あの結末を迎えた時、悲しさと嬉しさが同時にやってきた。