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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.6
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/627p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-216244-9

紙の本

お父やんとオジさん

著者 伊集院 静 (著)

「心配するな。何とかしてみよう」母は、泣き崩れて弟の救出を父に懇願する。失敗すれば、その場で捕縛され、射殺されるかもしれない。だが、父は平然と言った。朝鮮戦争のさなかの父...

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お父やんとオジさん

税込 2,090 19pt

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商品説明

「心配するな。何とかしてみよう」母は、泣き崩れて弟の救出を父に懇願する。失敗すれば、その場で捕縛され、射殺されるかもしれない。だが、父は平然と言った。朝鮮戦争のさなかの父と母とオジさんの話を聞いて、ボクは衝撃を受けた。かれらの強靱な精神力と勇気、限界まで頑張った人間の姿に。家族の困難が問われる時代にむけて贈る、著者渾身の力作小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

母から弟の救出を懇願された父は、失敗すれば射殺されるかもしれないのに、平然と言った。「心配するな。何とかしてみよう」。家族の困難が問われる時代にむけて贈る感動の物語。『小説現代』連載を改題し、単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

伊集院 静

略歴
〈伊集院静〉1950年山口県生まれ。「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞、「受け月」で第107回直木賞、「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞など受賞多数。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店天満橋店

このお父やんは本当に...

ジュンク堂書店天満橋店さん

このお父やんは本当にすごい!
伊集院静氏の父親がこんな破天荒な人であることで、その血のつながりを確認できて納得したりするのですが、いや、いくら50年程前の話とはいえ本当にこの荒技をしてのけたというのが信じられません。
ただの義理人情だけではない、このお父やんのなかに棲む魔物のような熱い血がこの脱出を決行させたのでしょうが、当時の朝鮮戦争というものの悲惨さもこのお父やんを動かした理由でもあるのでしょう。
この後、それぞれがどのような人生を歩んだのか、弟がなぜその後日本には来なかったのか、続きが読んみたいです。
文芸書担当中村

ジュンク堂書店藤沢店

とにかくお父やんがか...

ジュンク堂書店藤沢店さん

とにかくお父やんがかっこいい!!
義弟の為にそこまで出来るとは・・・・・
父の日までに是非とも読んでもらいたい一冊です。

みんなのレビュー24件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

この本を読んだ娘が、一言、重いと。確かに、冒頭こそ軽めの恋愛談ふうですが、あれよあれよというまに真面目な朝鮮戦争の話になっていきます。誰が悪いのでもない、ただただ戦争に巻き込まれる悲惨が読者の心を暗くしていきます。

2010/12/30 18:01

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

分厚い本です。内容的にも、それに相応しく重いもので、そこだけで判断すれば講談社が盛んに宣伝する創立100周年を記念する100冊として出版されるべきものだと思うのですが、書下ろしではない、ただそれだけのために名誉ある企画の一冊として売られることはありませんでした。椎名 誠『新宿遊牧民』も、椎名の自伝小説として重要な位置にあり、内容的にも文句なしの傑作なのに、連載物だったので記念の100冊から外れています。書下ろしがそんなに偉いか?

この本を手にした人にそう思わせずにはいない素晴らしいカバーデザインです。要素は決して多くはありません。厚手のいかにも水彩画に適したような肌触りの紙全体の青と紫を混ぜたような微妙な色を乗せて、カバー正面の中央部分を白抜きして、そこにタイトル文字と著者名を入れる。で、このタイトル文字がいいんです。小説の中身の重さとはまるで異なる、井上ひさしの戯曲にピッタリの可愛らしい字体。しかも真ん中の「と」の字だけ赤く色が変わって・・

背中は少しアレンジして記貫の中にはタイトル文字だけで著者名は幾分濁ったような青色のなか。ともかく、この色合いと紙質、字体だけで立派なデザインです。これがそのまま『一週間』だったとしても私は納得します。てっきり和田誠の仕事だと思っていたのですが、最後を見ると装丁 長友啓典 脇野直人+K2、とあります。いやはや、群雄割拠だなあ、装丁の世界は、なんて思うことしきり。

構成は序章と本文、十一章からなっています。書誌データは

初出「小説現代」2007年1月号~5月号
        2007年7月号~2008年11月号
        2009年1月号~9月号
   単行本化にあたり、連載時のタイトル「ボクのおじさん」を改題しました。

とあり、出版社のHPには
           *
あなたはこんな父親にこんな夫に会ったことがありますか。
家族のために命をかけて戦場に突進!
この作品を書くためにボクは作家になった。
伊集院文学の到達点を示す感動の物語!

「心配するな。何とかしてみよう」
母は、泣き崩れて弟の救出を父に懇願する。失敗すれば、その場で捕縛され、射殺されるかもしれない。だが、父は平然と言った。

朝鮮戦争のさなかの父と母とオジさんの話を聞いて、ボクは衝撃を受けた。かれらの強靱な精神力と勇気、限界まで頑張った人間の姿に。家族の困難が問われる時代にむけて贈る、著者渾身の力作小説。
           *
とあります。タイトルで判断して、単なる家族小説かと思っていると大変な目に遭います。ここに描かれるのは、敗戦直後の日本における在日の物語です。面白いことに、その目は日本国内に向けられるのではなく、あっさりとかの地、朝鮮半島での戦争の話になります。いわゆる在日の生活を描いて、民族間の対立、日本人の中に根強くある差別を断罪する、そういうお話ではありません。

勿論、差別は出てきます。戦後、というかその前から日本人の朝鮮人、中国人、いやアイヌだろうは琉球だろうが、日本人字以外であれば差別するという姿は、何が皇国だ、民族融和だ、この嘘つきが! というほどひどいものです。この差別は、韓流がブームとなった今も脈々とあって、天皇制を支持し、少子化を嘆き、夫婦別姓と共稼ぎに反対し、北方領土は固有の領土であると叫び、敗戦を認めることを自虐と称し、再軍備を叫ぶ人々に生きつづけています。

差別抜きで維新以降の日本が描けるわけがありません。でも、この小説の中心にいるのは、敗戦後の日本を追われるようにして半島に帰えり朝鮮戦争に巻き込まれた人間です。その苦悩と慟哭、そして日本へに残ることを選んだ同胞へよせる思い、去ってきた日本への望郷の念を、男気とともに描いた、まさに渾身の力作です。

主人公は、ター君ことタダハル、高山直治で、高山宗次郎の長男であるボクは主人公といっても、中心になって動く人物ではなく家族、特に父親と叔父の生涯を知ることになる受身の、どちらかといえば聴き手です。ター君は、17年前、東京オリンピックの韓国チームの応援団として来日し、姉である母のところを訪問した日本生まれの韓国陸軍大佐・金古吾郎の死を知り、自分が叔父のことを全く知らなかったことから、その一生を知りたくなります。

そして、主人公の父親が海運業から手を引いたのを機会に番頭役を退き、隣町の生家で療養をしている老人シミゲンこと清水権三に頼んで、オジサンのことを教えてもらうことになります。老人が教えてくれたのは、金古吾郎のことだけではなく、父、高山宗次郎の意外な姿でした。宗次郎なくして吾郎もありえなかった、まさに〈お父やんとオジさん〉というタイトルそのものの歴史です。

私が読んで思ったのは、昔の結婚て簡単だったんだな、ということです。どこの馬の骨ともわからない宗次郎の申し込みを、なんで金古昌浩は条件をつけたとはいえ、あっさりと認めて、近所でも美少女ぶりが有名だった娘の要子と結婚させたんだろう、これが韓国流なんだろうか、なんて思いました。それと宗次郎の動きです。もう完全に仁侠映画ではないか、山本一力か? なんて思います。で、私の脳裏を過ぎったのが韓流ドラマ『チング、愛と友情の絆』です。

舞台は当然、韓国なんですが、主人公の男ぶり、ヒロインの美しさ、モノクロっぽい画面構成が生きていること、どれも『チング』だよな、ということになります。ま、お話は全く違うんですけれど。これが長女の感想となると私とは全く違って、朝鮮戦争の悲惨さ、同胞のイジメに目が行って、重いなあ、ということになります。でも、大変な作品であることは理解できる。だから、「でも、面白いよ」という。まさにそういう作品です。

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2010/07/11 11:52

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2010/09/12 21:05

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2010/11/08 22:20

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2010/12/26 00:36

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2011/02/08 16:11

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2011/07/17 13:31

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2011/08/09 12:49

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2011/04/29 16:40

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2011/03/27 08:33

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2011/07/29 20:45

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2011/03/18 19:39

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