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商品説明
戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、運命は三人を引きはなす。戦後の日本と中国で、三人は別々の人生を歩むことになった。戦時中の満洲で出会った、三人の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
戦時中、親とともに満洲にやってきた珠子は、朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会い、友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、3人は日本と中国で、別々の人生を歩むことに…。『小説現代』連載を大幅に加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子(ミジャ)と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、珠子は中国戦争孤児になってしまう。美子は日本で差別を受け、茉莉は横浜の空襲で家族を失い、三人は別々の人生を歩むことになった。
あの戦争は、誰のためのものだったのだろうか。
『きみはいい子』『わたしをみつけて』で多くの読者に感動を与えた著者が、二十年以上も暖めてきた、新たな代表作。【商品解説】
目次
著者紹介
中脇 初枝
- 略歴
- 〈中脇初枝〉1974年徳島県生まれ。高校在学中に「魚のように」で坊っちゃん文学賞を受賞し17歳でデビュー。2012年「きみはいい子」で坪田譲治文学賞受賞。ほかの著書に「わたしをみつけて」など。
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紙の本
平易な文章の中に
2016/10/25 13:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なりす - この投稿者のレビュー一覧を見る
中脇初枝さんの書籍は初めてでした。
中高生でも読めそうな平易な文章ですが、
ものごとの神髄からまったくずれない心意気が
十分に伝わってきました。
山崎豊子の「大地の子」ほどの密度の濃さはありませんが、
子供というフィルターを通した戦争の全体像が
きちんと描かれています。
どんなときも心優しい弱者が被害を受ける。
大人はそれに気づく責任がある。
子供は大人のアクセサリーやペットではありません。
紙の本
すごい!感動!号泣!
2016/08/23 20:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の調査に費やした時間は知りませんが、きっとものすごい時間を費やされてこの作品が完成したのだと思います。
戦争は悲惨なのだ。ということが前面に出ないけれど、ものすごい迫力で迫ってきました。
直接戦争を知らない著者の作品と知り更に感動致しました。
著者のお力で、とても読みやすい本です。
本当に、ひとりでも多くの方々に読んでいただきたい本です。
日本が将来に渡り戦争をしないためにも、これから日本を牽引する
若い方々は絶対に読んで欲しいと思います。
中脇さん、こんな素晴らしい作品をありがとうございました。
紙の本
自然に涙が溢れる。
2016/04/08 20:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んで良かった。
希望を持って満州に移住した珠子、朝鮮人の美子、裕福な横浜育ちの茉莉の3人が洪水で一夜を一緒に明かす。
一つだけのおにぎりを、美子は大きな塊を茉莉へ、そして次に大きい塊を珠子へ。
この場面がなんとも良い。
珠子は美子が当たり前のように出来る事に心を打たれる。
茉莉は戦争で孤児になりその場面を思い出す。
そして、皆が飢えて人の物を当然のように奪っていく。
幸せになるために人のものを奪う事、自分たちが幸せになるために満州の土地を奪って暮らしていたこと。
そんな自分を忘れないために私は生き続ける。
伝えたい事、残したい事、忘れられない手の感触。
そんな手触りが私の手にも残される一冊。
紙の本
梗概
2016/04/21 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争、反日、朝鮮戦争、文化大革命、中国残留孤児などなど。テーマが多過ぎ、しかも3人の女性が登場するため、時代が急に飛んだりして粗削り。あらすじの域を出ず、せっかくの良いテーマがもったいない。想像録を膨らませ、上・中・下の三巻くらいの濃い密度にすべき。方言が多用されているのも読みづらさの一因。