二週間の休暇 新装版

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「なにもかも忘れてゆっくり休みたい。ぼんやりと雲をながめたり心ゆくまで読書をしたり、時間をかけて料理をしたり、なんの不安もなくのんびりとすごせる場所で。」
今の私がまさにこれ。
願いをかなえた日菜子がうらやましい……
とても大切な本です。
めぐりあえてよかった。
大好きだー!!

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絵も、物語も、落ち着くのです
そして、ホッとするのです
なんども読み返したい本です
これは、読んで気に入ってくれる人としか
お話ししたくない。。。そんな本です

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フジモトマサルさんの作品にもっと、早くに出会いたかった。とても心に残る何度でも読みたい素敵な本でした。
名久井直子さんの装幀も良いです。
給水塔占いは、何度やっても砂漠鉄塔型でした。

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大好きなフジモトマサルさんが、病気で亡くなってから、作品を読み返すと、「これは深刻な病を宣告された衝撃のことを描いているのでは」「この、夢から抜けられない感じは麻酔中に見た夢だからでは(私も麻酔中に抜け出しても抜け出しても続く夢を見たから)」など、ちょっと暗くて不思議なフジモトワールドを素直に楽しめなくなってしまい、一部の作品を除き、読むと辛いという状態になっていた。
しかしこれは、やはり夢の中に入って行くような物語だが、明るさと救いのある結末で、良かった。『という、話』は絵だけの仕事だったが、動物が静に読書してる姿が、日菜子さんの行った鳥の世界と似ていて、私もここに住みたいと思ったことを思い出した。電車やガス、電気、アナログカメラはある。テープレコーダーもある。でもテレビや電話はない。そんな世の中は今までなかったのだからあり得ない世界だとわかっているけれど、そんな静かな世界で、人間のいいところだけがある動物たちと読書やお茶会や散歩をするというのは天国のようだ。生きている人間のエゴだけと、フジモトさんが今、こういう世界にいるといいな、と心から思っている。

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漫画。鳥と会話できる世界にいる私は記憶をなくしているようだけど、そのことへの恐怖より、丁寧な日常が流れていく。一見怖そうだけど怖くない。とても優しい。

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鳥が人のように、違和感なく暮らしていて
不思議な世界なのだけれど
なぜか暮らしの音や、匂いや、息づかいが
いきいきと感じられる。
そして、ゆっくりと、もの悲しい世界に入っていく。

それは、どこか見たことがあるような
経験したことがあるような。
はたまた、夢の中のできごとだったのか。
わからないけど、懐かしい。
心がしーんとする。
ひとりぼっちな気がするのに、
どこか誰かとつながっているような
あたたかさもあって。

読み終えたときは、やはり夢から醒めたときのような
懐かしく、切ない気持ちになった。

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品切れしてて本屋さんも受付不可だったものを、わたしの本屋さんがしばらくチェックして取り寄せてくれて、わたしの手元にも届きました。本屋さんありがとう。フジモトマサルさん、ありがとう、大好きです。

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なんかシュールな漫画だった。
夢の中の現実、お隣さんの鳥たちとの会話。
時々、きらっとする言葉も散りばめられていて…。

”ぼんやりと
雲をながめたり
心ゆくまで
読書をしたり
時間をかけて
料理をしたり
なんの不安もなく
のんびりと
すごせる場所で”

なぜ、急死されたんだろう。気になる。自死じゃないといいけど。
他の作品も読んでみたい。

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吉田篤弘さんの『という、はなし』でフジモトマサルさんを知り。この前まで穂村さんの『にょっ記』シリーズを読み。

今さらながらフジモトさんのイラストにはまるという。

穂村さんもそうだし、吉田篤弘さんやクラフト・エヴィング商會もそうだけど、日常のささやかな出来事を大切にしていくことの素晴らしさ。

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飛ぶことを忘れてしまった鳥たち。
飛び方を忘れてはいなかった。
また、飛ぶための。
二週間の休暇。

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たまらん。なんだろね。シンプルで複雑でど真ん中で斜め。どストライクきました。今さらながらフジモトマサルさんにハマります。

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とても大切な本で、久しぶりに読みました。穂村さんの解説に納得、なんとも羨ましい異常事態の二週間。日菜子が記憶を失っているのに、ゆるりとそのままそこにある日常を受け入れて過ごしていくところがすき。
なんてことのない日常（空気、緑、匂い、お料理、鳥たちとの会話）が丁寧に描かれていて、ゆるい時間の流れがとても心地よくて癒される一冊。
ナスぷすってしてじりじり焼く描写がすてき。

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日菜子さんという女の人が、不思議な体験をする2週間のお話。
不思議な雰囲気が、やみつきになりますね…フジモトマサルさんの本は。

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　元気がない時、何度も読んで、この本の世界に迷い込みたい。

　今置かれている状況が当たり前だと思い込んでしまう。現状は正しいのか。
　安全に守られすぎてるのもよくないのか。気持ちの問題でどうにかなる人もならない人もいる。

　わたしは砂漠鉄塔型らしい。

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何度も読み返してしまう本。不思議で、ちょっと不安になるような静けさで、でも目が離せなくて、シュールで少し悲しい。フジモトさんの本を開くといつも没頭してしまう。主人公が懐かしい友達に会えたときには涙が出そうだった。