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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/12/07
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-220385-2
読割 50
紙の本
人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか
爆発的な技術進化の時代、「明日」はどうなっているのだろう? 人工生命とアンドロイド、それぞれの第一人者同士が、むき出しの機械に生命性を与える「機械人間オルタ」開発の全貌に...
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商品説明
爆発的な技術進化の時代、「明日」はどうなっているのだろう? 人工生命とアンドロイド、それぞれの第一人者同士が、むき出しの機械に生命性を与える「機械人間オルタ」開発の全貌について白熱の議論を交わす。【「TRC MARC」の商品解説】
爆発的な技術進化の時代、「明日」はどうなっているのだろう? 人工生命×アンドロイド、白熱の議論と「機械人間オルタ」の全貌。
「生身の肉体」は「人間」の条件から外れつつある――石黒浩
シンギュラリティとは、人間が変わっていくことである――池上高志
数年後、われわれの世界認識は今とどのくらい変わっているだろうか。
人工生命やアンドロイドと暮らす未来は、すぐ近くまで来ている。
人間の制約を取り払い、なお「人間」であるとはどういうことか?
爆発的な技術進化の時代の、「明日」の考え方。【商品解説】
目次
- はじめに
- 1――石黒浩
- 時間――三次元から自由になるために
- 知能――世界のモデル化
- 機械化――人間がアンドロイドになるとき
- 対話――進化の逆問題
- 社会――ロボットの社会性
- 意識――「私」をめぐる哲学
- 機械人間オルタ
- オルタの開発
著者紹介
池上 高志
- 略歴
- 〈池上高志〉1961年長野県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。複雑系・人工生命研究。
〈石黒浩〉1963年滋賀県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(特別教授)。ロボット研究。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より
書標(ほんのしるべ)さん
指数関数的に変化する技術革新(「ムーアの法則」)によって、レイ・カーツワイルは、2045年頃にAIが人の知能を抜くと予測している。所謂「2045年問題」である「シンギュラリティ」を、あとおよそ30年で迎えることになる。
本書は、アンドロイドと暮らす未来を目前に、人工生命研究者池上とロボット研究者石黒の、如何に心の準備をすればいいのかという対談本としても読めるのだが、問題はその「心」にある。それは、人工知能に「心」を持たせることは可能なのかという問いであった。この問いは必然、日本近代文学の再考を迫るであろう。日本語の「心」とは、坪内逍遥と二葉亭四迷以降の近代小説によって生じた言葉であるからだ。また、石黒の指摘するように、「心」が他者によって発見され得るものであるということも、問題の在り処を100年前に立ち返らせる。
奇しくも漱石没後100年、『こころ』とともにその語の意味を思考することで、表題の問いの答えが見えるのかもしれない。