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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2012/04/13
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/487p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-277224-2

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紙の本

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)

著者 辻村 深月 (著)

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮か...

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)

税込 946 8pt

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

税込 817 7pt

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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商品説明

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。【「BOOK」データベースの商品解説】

“30歳”という岐路の年齢に立つ、幼馴染だったみずほとチエミ。みずほは都会でフリーライターとして活躍しながら結婚し、チエミは未婚で地元企業で契約社員として勤めている。互いの人生が、“殺人事件”で重なり合い…。【「TRC MARC」の商品解説】

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。2013年おすすめ文庫王国 エンターテインメント部門 第1位。(講談社文庫)


事件を起こすなら、私のほうだと思ってた。

母を殺してしまった娘と、母との確執を抱える娘。どんな母娘(おやこ)にも起こりうる悲劇。

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。【商品解説】

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みんなのレビュー626件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

読み返したい

2013/04/10 00:15

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とうきび - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村深月がさらに好きになりました。

歳をとって、また10年後くらいに必ず読み返したい。
そうしたらきっとまた新しい想いになるのだろうと思う。

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電子書籍

ただのミステリーじゃなかった

2016/11/03 17:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

進学や恋愛問題がらみで疎遠になってしまったけれど、幼馴染の親友だったはずの女友達。
彼女が起こした事件とその後の失踪。その行方を探すうち、明らかになって行く彼女や自分に対する周囲の感情。羨望と軽蔑、嫉妬と保身。女友達の面倒くささという思い当たる節の色々。母娘関係の難しさもしかり。けれどそこには、信頼や愛情もあるのか。
無機質なタイトル、その意味にじわーっと感じるものがあった。

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紙の本

すごいです

2023/05/29 17:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

こんなにも繊細にかつ的確に女性心理を描くことができる辻村さんは、本当にすごいと改めて感じる1冊でした。

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紙の本

ストンと腑に落ちる

2023/02/27 08:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る

女同士の友情の中で、格差や、カーストの部分が明け透けに見えて、醜いなと思いながらも、ストンと腑に落ちるストーリーでした。 そういう間柄でも、彼女達らしい思いやりがあるのが救われました。

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紙の本

嫌になるほど昔の自分を思い出す

2021/09/12 21:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この変わったタイトルが事件を解く鍵になる、そのナンバーは主人公の一人、チエミの母が使っていたカードの暗証番号だった。重い話である、私自身も小学校、中学校で「こいつ、なんでこんなこともわからないのかなあ、馬鹿だなあ」と思っていた友人が何人かいるし、今でも顔を思い浮かべることができる。私の家族は、そんな馬鹿な友達を連れてくるといい顔をせず、頭のいい子、礼儀正しい子(ちゃんとおじゃましますといえる子)を連れてくると機嫌がよかった。学力により隔てられる高校、大学と進むにつれて、「馬鹿な友達」とは自然と疎遠になり、たまに地域の祭りで顔を合わせてもお互い無視を決め込んだりしていた。あのころ、なんであんなに偉そうに上から目線で彼らを眺めることができたのか、不思議だ

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紙の本

読む年齢によって感想も変わるんだろうなあ

2018/03/30 10:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村さんの作品は私には当たり外れが激しいのですが、これは大当たりのほうの作品でした。久しぶりに胸がギューッと締め付けられました。
20代、30代、50代と読む年齢によって感想も変わるんだろうなあと思わせる作品です。
一気読みの面白さでした、おすすめです。

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紙の本

最後まで・・・

2017/05/14 12:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sondai - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに、ハラハラドキドキしながら、一気に読んでしまいました。
登場人物、一人一人の心の動きが繊細に書かれている本です。
未読の皆さん、期待を裏切らない満足の一冊になると思いますよ。

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紙の本

それでも、生きなければならない

2021/04/04 17:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オムラ椅子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

親子であるというだけで、
女性であるというだけで、
家族であるというだけで、
こんなにしんどく、生きづらいということに、
光があてられた話でした。
他人事とは思えません。
たとえ、その生きづらさが原因で、
空っぽの自分に気づいたとしても、
生き続けなければならない、という気持ちになりました。

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紙の本

都会から地方へ

2017/10/18 03:45

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

故郷を飛び出した女性と、残ることを選んだ女性のそれぞれの葛藤が良かったです。ひとつの事件を契機に、巡り合うシーンにも胸を打たれました。

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紙の本

娘の母殺し

2023/03/07 00:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

単なる殺人事件……。どうも、読み続けていくと、単なる殺人ではなく、奥が深い展開になりました。ネタバレにならないように少しだけ書くと、幼馴染だったみずほとチエミは、三十歳。みずほは都会で結婚し、チエミは未婚で地元企業で契約社員、そのチエミが……という。

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紙の本

母、娘、女とは厄介

2020/11/21 01:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る

息苦しい作品でした、この人のこの気持ちはわかる、とか理解はできないけどそういうのよくあるよなぁみたいな…
親友のことをどれだけ知っているか、相手のためにどれだけのことができるか…自分だったら何をどこまでやれただろうかと考えさせられた。
なんといっても、タイトルが謎だったけど真相はかなりつらい…母は娘を想っていたのか。

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紙の本

女性同士の友情の物語

2019/11/17 12:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村さんの作品にしては、捻りがなく、ちょっと残念な印象。第1章では、みずほが母親を殺して逃亡する幼馴染みを、友人たちを当たって話を聞きながら捜索します。第2章では、逆に殺人を犯したチエミの視点で描かれます。終わりも、えっ、これでおわり?といった感じで終了。まあ女性同士の友人の物語として読めば、それなりの作品なのでしょうが、ちょっと合わなかったです。

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電子書籍

母と娘

2019/05/24 18:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る

健全な母と娘の関係とは何か、お互いに理解し合う努力が必要だと思った。
最後までハラハラドキドキ。面白かったです。

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電子書籍

いろいろ考えさせられた

2018/05/19 03:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』は女同士の友情と母娘関係をテーマにした作品です。地元を出た娘と残った娘の対比は辻村深月がよく取り上げる題材ですが、本作品では地元娘・チエミが仲が良かったはずの母を殺した(?)後に失踪し、東京で結婚し、雑誌記者をやっているチエミの幼馴染・みずほがチエミの行方を追っていきます。みずほの事情はチエミの行方を追うためにいろんな人と会う過程で徐々に明かされて行きます。

後半はチエミ視点で事の起こりから彼女を探しに来たみずほと再会するまでが描かれています。この作品はミステリーとしてはいまいちですが、扱われているテーマは色々と考えさせられるものがあります。

地元を出る出ないという話は身近な話題だったことがないので、いまいちピンときませんが、母娘関係の描写はいろいろと身につまされるところがありました。チエミと母親の近すぎる関係も、みずほと彼女に虐待的なしつけをした母親の関係も、どちらも私と母の関係には当てはまりませんが、うちもかなり衝突があって、時々思い出したように疼く傷跡もなくはないです。メールのやり取りや折々の贈り物はしても、実際に会うのは3~4年に一度のみで、一緒に居て数時間も経つともう耐えられなくなるような居心地の悪さを感じます。どうやら逆立ちしても仲のいい母娘にはなれないようです。このため、みずほの母親に対する気持ちにより多く共感しました。

友人関係については、例えば職場が同じであるとか、家が近所であるとかいう日常的に避けられない関係以外は、男女にかかわらず、続ける努力をしなければあっという間に疎遠になってしまうものだと思います。一度疎遠になってもまた何かのきっかけで連絡を取り合うようになることもなくはないですが、大抵の場合一度疎遠になってしまうとそれっきりですよね。なので、いくら事件がきっかけとは言え疎遠になっていた幼馴染を探そうとする意欲と勇気は尊敬に値します。また、チエミとみずほの共通の友人というか知り合いである地元で結婚したという政美はリーダー格で様々な付き合い上のこだわりがあるらしくて、実際の人物だったら付き合いきれないように私なら思うでしょうけど、でもその反面「あなたとは絶交」みたいにきっぱりと宣言するところには共感が持てました。なんにしても曖昧で何をどう思っているのかわからないよりはずっと気持ちがいいのではないかと思いました。

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紙の本

あぁ…

2015/08/28 00:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。そうか、そういう意味だったのか。悲しい、そして暖かい母の言葉。娘は母に傷つけられるけどその母も娘の時は傷ついていたんだろうなと思う。

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